薪ストーブで冬眠したい

薪ストーブのある暮らしについて情報発信します。ときどきる育児ネタ。静岡県中部。ドブレ640CB

薪ストーブ料理の必須アイテム!あなたにピッタリなゴトク(クッキングスタンド)は?

薪ストーブの魅力と言えば、

他の暖房器具にはないようなあったかさ。美しさ。

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そして、

炎を熱源とした各種「薪ストーブ料理」に魅力を感じて導入する方も多いのではないでしょうか。

 

今回はそんな薪ストーブ調理に大活躍のゴトク(クッキングスタンド)についてのお話です。

(2018.6.25 過去の投稿を大幅に加筆修正しました。)

 

■薪ストーブ料理の方法は大きく2種類

薪ストーブで料理をする場合、その方法は大きく2種類に分かれます。

① 天板の上で調理する

薪ストーブ本体の天板は機種にもよりますが、200度~400度に達します。

  • ヤカンを置いて湯を沸かす
  • 餅を焼く
  • 鍋を置いて煮込み料理をする

などなど、いろいろ活用できます。

一番イメージしやすい調理方法なのではないでしょうか?

 

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うちのドブレ640は天板が二層構造のため、天板温度は200~250度程度と薪ストーブの中では比較的低い方ですが、それでもお湯は沸きますし、いろいろ調理に活用できます。

 

↓ ダッチオーブンを使って鶏肉を煮込んでみたり。

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↓ スキレットを置いて、じっくりアヒージョを作ってみたり。

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このように、いろいろ楽しむ事ができます。

炉内が熾き火になっていない状態でも調理に取り掛かれるのも魅力ですね。

 

② 炉内で調理する

当たり前ですが、薪ストーブの炉内では薪が燃えています。

その炎がおさまり、熾き火になってきたときが炉内調理のタイミング。

  • 炉内でピザを焼いたり
  • 網焼きで塊肉や魚を焼いたり
  • ダッチオーブンに食材を入れてそのまま炉内で焼いてみたり

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楽しそうでしょ?

 

 ↓ 市販のピザも薪ストーブ炉内で焼くと素晴らしい仕上がりになります。

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↓ 定番のローストチキンも作ってみました。

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もう、可能性は無限大!笑

 

そして、その炉内調理で必須となるのが、

「ゴトク(クッキングスタンド)」です!!

 

(ようやく今回のテーマにたどり着きました。)

 

■ゴトク(クッキングスタンド)の役割

炉内が調理に適したタイミングは「熾き火」です。

つまり、つまり炉床には「熾き火」が赤々とたまっています。

 

この「熾き火」というのはとても高温でして(当たり前ですが)、

その上に直接鍋でも置こうものなら…

食材はあっという間に炭になってしまいます。

 

なので最も熱のある炉床からは適度に遠隔距離をとって鍋を設置しないといけないのですね。

=それがゴトク(クッキングスタンド)の役割です。

 

薪ストーブ料理を行うなら必ず一つは用意しておきたいアイテムになります。

 

■どんな所に注意して選ぶべきか? 

ということで、炉内調理に必要なのがゴトク(クッキングスタンド)です。

 

薪ストーブグッズとしても各社から販売されているのですが…

ごくごく基本的な選定のポイントを。

 

① 大きさ

モノによっては、大きさが合わず入らなかったりするので、ぜひ「お使いの薪ストーブの炉内サイズ」と合うものをお買い上げください。

 

特に奥行きにご注意!

 

② 高さ

想定する料理や使う鍋によっては、炉内の高さが足りなかったりすることがあります。

そのため、「使いたい鍋の高さ」を考慮すること、

「あまりゴトクが低いと熾き火と近すぎて焦げやすくなる」ことに注意して、

適度な高さのゴトクを選びましょう。

 

※ この辺りの話題については、過去「ドブレ640の炉内に10インチダッチオーブンを入れるには」というテーマの記事を書いておりますのでそちらをご参照頂ければと思います。www.makifuyu.com

 

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あとは強いて言えば「重さ」も重要です。

というのも、薪ストーブ専用品として売られているゴトクって重いのですよ…

 

耐熱手袋をして作業するとはいえ、ゴトクを設置するために熱い炉内に手を入れたり、もしくはリフターで持ち上げたりするわけですから「重い」と大変です。

使うのがおっくうになりますし、なにより危険度が上がります。

 

もし実際に触れるチャンスがあるようでしたら、手に持って重さも確認してみてください。

 

■各社から出ている薪ストーブ用ゴトク(クッキングスタンド)寸法を比較 

 パッと目に付く範囲で、各社から発売されているゴトクの寸法を比較してみました。

(画像はなるべく貰ってきたカタログからスキャニングするようにしました)

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似たようでありながら、各社微妙に寸法の違いがありますね。

 

上記に書いたことの繰り返しになりますが、自分が気にしているのは「高さ」です。

  • ポイント① 例えばピザを作る場合、熾き火の強烈な火力から離すようにしないと底が焦げたピザになってしまうのである程度の高さが必要。
  • ポイント② 一方、大きなダッチオーブンを使用する場合、ゴトクは低いものを使用しないと炉内の天井にぶつかってしまい入らない…

 例えば、うちは高さ違いで3種類のゴトクを用意しています。

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ちょっとやり過ぎかもしれませんが…。料理の幅に対応させるためには高さの選択肢があると非常に使いやすくなります。f:id:mishimasaiko:20180416142101j:plain

 

正直「幅と奥行きは入ればいいや」という感じですが、あまり小さいものだと重量のあるダッチオーブンはぐらぐらして不安定かもしれませんね。

 

■まとめ

 (あまり参考になるか分かりませんが)ぜひ、上記を参考にして頂き、

「お使いの薪ストーブの炉内サイズに合うか」

「どんな鍋を載せる予定か」と併せて選定して頂ければと思います。

 

※ 個人的には、あまり低すぎるゴトクだと熾き火との遠隔距離が確保しにくいため

ある程度の高さがあるゴトクをオススメしたいと思います。特にピザを焼く際には、炉内を高火力にしつつ、下火の強さから生地を守らないといけないため、高さのあるゴトクが便利です。

 

※ あえて一つオススメするとしたらコレ。

(使うストーブにもよりますが)寸法も丁度よいし、価格も安いです。

※ あとは上記の比較には入れていませんが、必ずしも薪ストーブ専用品である必要はないのでホームセンターに売られているようなゴトクを探すのもアリです。(ただ、耐久性には劣ります。)

 

 

 

(初稿 2016.7.7)

(修正 2018.6.25)