薪ストーブで冬眠したい

薪ストーブのある暮らしについて情報発信します。ときどきる育児ネタ。静岡県中部。ドブレ640CB

オガライトを使ってみた

薪ストーブユーザー(もしくはアウトドア好きな方)なら誰もが一度は通る道、

オガライトってどうよ?」

いろんなブログで散々レビューされているので今更ながらですが、自分も以前から興味がありましたので購入してみました。

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 オガライトというのは、一般にブリケットと呼ばれる、木質燃料・人工薪の一つですね。

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こういうやつです。練炭みたいですが、炭ではありません。

■「おがらいと」とは

  • 製材所で木を加工するときにでるたくさんの”オガクズ”、オガライトはその”オガクズ”を高温で圧縮成型したものです。”樹木”自身に含まれるリグニン等が凝固材の役割をするため、接着剤等の添加物を一切使用していない100%木質系燃料です。
  • 本来廃棄されるオガクズを再利用しているため木材資源を考えた、環境に優しいエコ燃料です。
  • 燃焼時間は焼く1時間(一般的な木材の燃焼時間より長い)です。他の燃料(石炭など)よりも同等、もしくはそれ以上の熱量を発生します。
  • きれいに燃えつきますので灰は少量になります。この上なく優れたリサイクル燃料です。
  • オガライトは火付きがよく手でも簡単に割れ取り扱いが楽です。ただし水に濡れると形が崩れてしまうので注意が必要です。
  • 木炭など天然木の伐採等が世界的に問題視されている今、成型燃料が注目されています。
  • 煙:少な目 カット:容易 燃焼時間:約1時間 火力:強い 環境:やさしい

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(以上、外箱の説明文を引用)

■おがらいとの着火方法

  1. 「おがらいと」を一握り大に割ります。
    古紙をちぎり、乾燥した葉や小枝を細かくして火口とします。
  2. 「おがらいと」の上、周りから点火していきます。
  3. 換気を良くした状態で燃やします。
  4. 必要に応じて「おがらいと」を追加します。

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(以上、外箱の説明文を引用)

■おがらいとのコスト

今回購入したものは約10キロ。一本20~23cmのオガライトが16本梱包されています。

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これが近所のホームセンターで980円。一本当たり61円。
ホームセンターによってはもう少し安い価格で売られているかもしれません。
コメリのネット通販では10月5日現在10キロ798円でした。)

参考までに通常の薪の価格帯と比べると、うちの近隣の薪屋で1束600円くらい。一束10キロくらいと仮定して、キロ単価は大体60円くらい。(薪の販売価格は地域や樹種、乾燥状態、寝付けにより大分幅があるのであくまで参考としてです。)ネット最安値がキロ単価80円くらいなので、薪の優位は変わりませんがそこまで極端に高いわけではなさそう。むしろちゃんと競合できる価格帯を実現しているのはすばらしいですね。

■実際に燃やしてみる

・焚き付け

 今回は「敢えて少ない量」でオガライト3本、焚き付け小割り一掴みでやってみます。下にオガライトを並べその上に焚き付けを井形に組みます。そしていつもどおりライトバグ(着火材)に火をつけ、井形の中に落とす。

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焚き付け材からすぐに火が吹き出ます。

・わりと簡単にオガライトまで着火

オガライトの表面は圧縮成型で非常に固く締まっていますが、評判通り着火は早かったです。(通常の広葉樹よりも早い印象)

・火力は薪と比べてどうか

下の写真を見て分かるように、炎が高く上がります。たった3本ですが耐熱ガラス越しに伝わってくる熱量は十分です。温度上昇のペースも薪と全く遜色ありませんでした。

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十分にきれいな炎が楽しめます。

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オガライトの煙は本当に少ないのか

さすがに無煙というわけにはいきませんが、やはり少ないです。この写真で視認頂けるでしょうか。10時の方向に少し黒煙が出ています。ただし、この時の状況は「焚き付け材からオガライトに着火し燃え始めたタイミング」です。完全にオガライトに火が回ってはいませんし、炉内は二次燃焼の温度には達していません。煙が出て当たり前。むしろその状況にしては少ないと言えるでしょう。

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オガライト全体に火が回ってくると次のような感じで、先ほどのような黒煙は視認できません。炉内温度も高くなってきたものの、しっかりと二次燃焼が機能するのにはちょっと不十分な段階。

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さらにしばらくして炉内温度がかなり上がってきたタイミング。クリーンバーンの二次燃焼も効いて来ています。そこであえて意地悪に一次空気を全閉、二次空気を半開、煙突ダンパーを7割型閉めるという通常なら燻って煙が出そうな給気にしてみます。

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視認できる煙はありません。ここまで空気をしぼってこれは素直にすごい。(ストーブ本体や煙突の性能も影響しますので、全ての状況にて保証するものではありません。念の為。)

オガライトの臭いは?

これは圧倒的に少ないです。薪って樹種によっては含まれる油分や成分にも微妙に違いが有って、モノによってはそれが独特の味だったり、逆に臭いになるわけですが、オガライトは圧倒的に排気の臭いが少なかったです。焚き付け、本燃焼の際に家の外に出て何回も臭いチェックをしましたが、自分には感じ取れませんでした。

オガライトの燃焼時間は?

一応、1時間と書かれていますが、今回3本+焚き付け一掴みで、基本的には給気全開。最後少ししぼって遊びましたがそれで大体50分くらいの燃焼でした。実際のところは用途が薪ストーブか焚き火か、煙突のドラフトの引きの強さは、焚き方は、等によって大分変わると思いますのであくまで参考まで。まぁ、カタログの1時間というのは、おおよそ妥当な所かもしれません。

オガライトの保存性は

薪の場合は外に放置でき、雨に濡れてもまた乾燥させれば良いですが、オガライトは水に濡れるとふやけてボロボロになりました。 (写真は忘れました)
なので、屋内保管が原則と思います。ここは通常の薪に軍配が上がります。
販売価格・流通量が安定していているので、普段から使用する人は薪棚に大量ストックというよりも、その都度購入しストーブの近くに保存する方がいいかもしれません。

 ■まとめ

オガライトはじめブリケット(人工薪)は邪道、という風潮もあるかもしれませんが、自分としては十分実用に値するものだと感じました。どんな乾燥状態か分からないで買う薪よりも、乾燥が安定していて、かつ薪屋さんが手薄な地方でもホームセンターで容易に入手できる、これはユーザーの環境によっては十分に合理性のある選択です。

  • コスト、性能ともに十分に代替できる。
  • 乾燥品質が良く、ムラも少ない。
  • 煙が少ない。
  • ホームセンターなら割とどこでも買える。
  • 形が揃っていて、箱詰めされているので可搬性も高い。(BBQやアウトドアに良い)
  • そしてエコ

薪ストーブユーザー、基本的には薪を自分で割っている身としては「木の命をムダにしたくない」というもったいないマインドが常にあります。捨てられてしまうオガクズが新しく商品として価値をもち、流通し、消費され、経済が回っているかと思うとなんとなく気分がいいじゃないですか。

ということで、メインは自分の割った乾燥薪だけど、足りなくなったらオガライトも十分に選択肢になるな、と思いました。(終わり)

 

↓ 残念ながら今回買ったオガライトと同じ商品がアマゾンにありませんでしたが、おそらく同じ物を。単価も少し違い申し訳ありませんが一応掲載。

 

ちなみに今回の製品とは違いますが、人工薪・ブリケットとしては以下のような製品もありますので興味のある方はお試しください。

 

 

ではでは。

(最近、このページを検索して見にいらっしゃる方が増えているようです。
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ではでは。