薪ストーブで冬眠したい

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「電動」薪割り機を買う前に抑えておきたい3つのポイント

現在、管理人は電動薪割り機を購入すべく機種の選定をしています。

 

いろいろと調べてみて「これは事前にきっちり抑えておくべき点だな」と思うことがいくつかありましたのでご参考までにまとめてみました。

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なるべく簡単にね。


■機種選択にあたって抑えておくべき3大ポイント

あまりポイントを多くしてしまうとかえって分かり難いので今回はあえて3点にしぼって取り上げます。

 

①機種の必要とする電源をチェック

電動薪割り機ですから当然電源を使用します。

ただ、その必要とする電源の種類は機種によってかなり異なりますので自分の家の条件に合うか事前にチェックが必要です。

 

  • 基本的に家庭用の100V単相の機種が多いが稀に200V単相~三相のものがある
  • 機種によっては20A~の電源が必要
  • 機種によってはコンセントから直接電源を取るよう指定している(または使用する延長ケーブルの長さ制限がある)
  • そもそも電源ケーブルを長くとると電圧低下につながりかねず、出来る限りコンセントと近い場所で使用する必要がある(使用する場所と電源の位置関係をチェック)
  • 電圧等の不一致にはトランス(変圧器)で対応しなければならない場合がある

 

「買ったはいいけど家の電源では使えなかった」という残念なことになるのは勿論、

最悪の場合、発火等の危険につながるおそれがありますので必ずチェックしましょう。

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 ※ 必ず製品の注意書きを確認し、安全を確認してからお使いください。

 

 ______________________

 例①:例えば以下の製品だとこのような条件になります。

「ナカトミ 油圧式薪割機 LS-4」

電源:単相100V 50/60Hz

電流:50Hz:14A/60Hz:11A

消費電力:50Hz:850W/60Hz:700W

破砕力:4トン

 

家庭用の15A以内で作動するため、負荷の少ないタイプですね。

その代わりは破砕力は4トンと比較的穏やかです。

 

 ______________________

例②:同じメーカーの上位製品ではこのようになります。

「ナカトミ 油圧式薪割機 LS-6」

電源:単相100V 50/60Hz

電流:50Hz:19A/60Hz:20A

消費電力:50Hz:1700W/60Hz:1900W

破砕力:6トン

 

この製品では20A以上のブレーカー電源が必要になるため、ご家庭のブレーカーをチェックしておく必要があります。その代わり破砕力は6トンと強力です。

 

②配送が車上渡しか軒下渡しか

これはもしかしたら一番見落としやすい&大きな問題かもしれません。

手動薪割り機の場合は重くても50キロ程度ですが、電動薪割り機はモーターなどのパーツも増えることからそれ以上の重量になることが多いです。

製品によっては70キロとか80キロになる物もあり、配送を「車上渡し」に限定している販売店も見受けられます。

 

※車上渡しとは?

車上渡しや軒下渡しの意味って? - 行列のできるトラック相談所

 

つまりドライバーさんは荷物の運送のみを行い、荷物を降ろすのは基本的にお客側が行う、ということになります。

 

上述のような重量物をトラックから降ろすわけですから、一般的にはフォークリフトやリフター等が必要ということになります。人力で行うとするならば最低でも大人2~3名は必要でしょうか。

 

例えば、日中に荷物の受け取りする家族が女性一人とかだったりすると極めて厳しい状況と言えるでしょう。

 

小売店の採用している運送業者や配送条件を事前にしっかりチェックしておく必要があります。

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 ※心配な場合は注文前に問い合わせをすることをオススメいたします。

 

③サポート体制のチェック

これは特に低価格帯の商品を中心にした話になります。

市販されている低価格帯のラインナップを眺めると、どうやら中国から安価な製品を輸入し、日本語の取扱説明書だけ付けて販売するパターンが多いようです。

 

もちろんそれ自体は全く悪いことではありませんし、そういうビジネスモデルと言うだけであって他ジャンルでも大いに行われていることです。むしろそれによって低価格帯の選択肢が多くなっていることは世の中にとって良いことかもしれません。

 

ただ、一方でそれゆえに販売側も輸入代理店としての機能しか持たず技術的なサポートに弱いと思われる業者も散見されます。

(なかにはきちんとアフターフォローしようという意思が見える業者もありますが。)

 

販売元がメーカーなのか単なる輸入販売業者なのか、アフターフォローについての姿勢はどうかなどホームページでの情報発信の積極性や表現の仕方をチェックすることである程度、基本姿勢がスクリーニングできると思います。

 

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 調子が悪くなり部品交換したいのに取り寄せできない…なんてことにならないようにしたいものです。

 

 ■まとめ

いかがだったでしょうか。

管理人も電気関係には疎いため「本当にうちで使えるかな?」と下調べをしながら購入機種を選定しているところです。

また、最近まで使っていた手動薪割り機の修理が上手くいかず新調に踏み切った経緯もあり、サポート体制がある程度期待できるメーカーの物を買いたいと思っています。

 

折角の高い買い物。

みなさまも、慎重に下調べして購入頂ければと思います。