いやー、長かった。
思えば、
薪を作ったり…
機種の選定で迷ったり…
煙突の位置がズレていたり。
いろいろありましたが、遂に初火入れを迎えることができました!
ということで、例の煙突の位置間違えの対応ですが、結果こうなりました。
答え:30度の曲がり部材を入れて200mm後退させる。
位置は圧迫感を感じない程度になるべく低い位置。
ストレートの長さを極力とり、低い位置にすることでドラフトの減衰をできる限り防ぐ。かつ固定位置より下なので施工も足場要らず。なんと今回施工してくれたアート工房さんの計らいで、新品同様の現部材はそのまま返品し、追加部材の費用はその差額のみでがんばってくれました。「どうせ取り扱い説明を兼ねて伺うしそんな時間も掛からないですから」と工賃も無しで、部材費のみ…。もう、なんというか凄い良心的。申し訳ないくらい。
●作業風景
本体直上のシングルスライド&断熱二重部材を取り外し。
取り外したメトス(高木工業所)製の断熱二重部材。ダンパー付き。
素人目にもパッと見てわかる、溶接の精度の高さを感じさせるビード。そして薪ストーブ界では有名なかわはらさんのブログでも紹介されていた煙突のジョイント部の秀逸さ。
ダンパーが見えます。
んで、さくっと取り付け。せっかくなので(将来役にたつかは分かりませんが)煙突施工の手順やジョイントの仕方、ロッキングバンドに使用する少し特殊なビスのレクチャーなどを受けました。
一時間ほどで煙突入れ替え、本体の位置修正が完了。
アート工房のYさん曰く
「やっぱりこの方がいいですね」「デザイン的におさまりもいいし、使い勝手、安全性を考えても本体前面はこれくらいは欲しいです」
「断熱二重煙突をしっかり使って、高さもあるのでドラフトは全く問題ありません。むしろまだ引け過ぎちゃうくらいです」と心強いお言葉。
●で、そのまま使用説明、初火入れです。
もうオフシーズンだから秋以降かなと思ったけど、アート工房のYさんは薪ストーブは年中焚いても素晴らしい、というタイプで。笑
「夏はお部屋でバーベキューできますよ、窓あけてね、で炉内で肉焼いたりしながらキンキンのビール飲んだら楽しいですよ」と。
いいですね。そういうの僕も好きです。
焚き付けを組んでいきます。焚き付けの仕方も、有名な上から着火などありますけどアート工房さんは「焚き付けを組んで着火。そこに小割、中割と足していってだんだんと炎を育てていく」焚き付けをされていました。(上から着火はいずれ試していきたいと思います)
本体の特性か、ドラフト性能がよいのか、すぐに炎が立ちます。
細い薪、もうちょっと太い薪…と炎を育てていきます。このとき下の灰受けは少し空けてあります。当然ですが一時二次空気も全開。
あっという間に圧巻の炎。
炎が十分に回れば、灰受けを閉めます。(むしろちょっと閉めるタイミング遅かったくらい?)
ということで、初火入れですが初日からガッツリ、焚き付けからきれいな二次燃焼が見えるまで追加薪入れて説明してもらいました。
これだよ…夢にまでみた光景!!
こだわりのコーヒーが格別。
そして調子に乗って、アート工房さんが帰った後も半日焚いてしまいました。笑
ちなみに二階部分で触ってもほんのり暖かい程度でその性能の高さを感じさせる断熱二十煙突。
料理野郎なわたくしですので、せっかくのチャンスを逃さず天板料調理開始。
熱伝導に優れるステンレス多層鍋に玉ねぎを中心とした野菜類を入れて、オリーブオイル、ニンニク。
ジリジリ音がしてくるのでゆーっくり、かき混ぜ、じっくり炒めます。肉を炒めるにはちょっと温度が足りませんが、うまく鍋の底にくるようにして脂が溶け出すように、表面の色が変わるくらいまで炒めます。あとは炉内にバッフル板やインナートッププレートのあるドブレ640は通常そこまでの天板温度にはならないため、蓋をして蒸し焼き。
横で沸かしていたお湯をほどほどのタイミングで注ぎ。ローリエ入れてじっくり煮ます。
ということで、今夜はコトコト煮込んだカレーだーよー。
ついでに灰受け、炉内、天板にそれぞれアルミホイルで包んだ安納芋、ジャガイモ、人参なども面白いので転がしておきます。
特に安納芋がよく焼けました。今のところ灰受けが一番早くいい感じのようです。
所帯じみてて恥ずかしいですが、洗濯したジーンズの乾きがイマイチだったので、ハースゲートに掛けておいたらすぐにパリッと乾きました。
市販のルーで仕上げてカレー完成。(以前は赤缶とかでこだわって作っていた時期もありましたが、なんせ今や一歳児を抱える家庭ですので時間的経済的コスパ重視で料理しています。
ここから始まる薪ストーブライフ。ウェルカム素敵ライフ。ウェルカム住宅ローンでございます。