薪ストーブで冬眠したい

薪ストーブのある暮らしについて情報発信します。ときどきる育児ネタ。静岡県中部。ドブレ640CB

離乳食の残りを活用してスコーンを焼く(しかも薪ストーブで)

ごちゃごちゃしたタイトルですいません。

今回のお題:手捏ねでパンが面倒だなぁ、という時にパパっと作れるスコーン。
発酵させないので時間が掛からず本当に楽ですね。

自分としてはティータイム用ではなく、朝ごはん用。

前夜に作っておくと、後はヨーグルトとジャム(はちみつ)、飲み物さえ出せば簡単な朝ごはん完成なので朝から思考停止できてとても良いです。

いつもはオーブンで作りますが、せっかく薪ストーブがあるので今回はそれを活用して作りたいと思います。しかも娘ちゃんの離乳食の残りを活用します。

■今回のスコーン

今回の分量は大体こんな感じ。一応ノートに書いたマイレシピもあるのですが、最近は粉を味わいたいなぁと思えば粉多め砂糖少な目で、リッチな味がいいなぁと思えばバター多目で、その都度ブレブレな感じで作っています。割と適当な分量でもそれっぽくなっちゃうのがスコーンの良い所でもある。今回はバターが無かったのでオリーブオイルで代用しました。

  • 薄力粉 150gくらい
  • 砂糖 大2
  • ベイキングパウダー 小2
  • 牛乳 60~70ml

あと、今回は「娘ちゃんがかつて食べていた離乳食の残り」を発見したのでそれを混ぜ込んでみました。
↓ こういう離乳食がフリーズドライになったやつが売ってるんですよ。これ娘ちゃんが離乳食の時期は超便利で重宝しました。

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 ↓ 小袋を開けるとこんな感じのパウダーが。これ本当に素晴らしい商品で、離乳食だけでなくパンやクッキーに各種フレーバーをつけるのにも便利なんですよ。今回もちょっと混ぜ込むだけで簡単にかぼちゃ&さつまいもフレーバーがつきました。値段も安いし、1梱包のサイズも丁度いい。親水性が高く、粘性も低いのでパンやクッキーに利用する場合、工程のどの段階で加えてもそう仕上がりは変わらないので良い。おススメです。(当たり前だけど、本当は素材を茹でて裏ごしして混ぜた方が香りも良いし美味しいよ)

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↓ 加えて、混ぜておしまい。(厳密には入れる順序、油脂と粉をしっかり混ぜ込んでおくことが大切ですが、適当でもなんとかなります。)

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まとまればOK。全粒粉とかザクっとしたのが食べたいときはあまり捏ねないで、いわゆる「さっくりまとめる」くらいで。

■薪ストーブの準備

薪ストーブ調理の場合、目的に応じてタイミングが異なります。
スコーンの場合、炎メラメラの中にいれたらあっという間に炭になってしまうので、薪が熾火になって、しかもその火力が落ち着いてきた段階を狙います。

それまでビールでも飲んで待っとけって話ですね。

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ちなみに今回のビールはエビスの「余韻の時間」というやつにしてみました。旨い。

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・大体こんな感じの炉内。

だいぶ荒々しい熱量が落ち着いてきました。ちょっと見にくい写真ですが、熾火も真っ赤ではなく、多少灰をまとっています。鋳鉄のストーブが十分に蓄熱し、保温してくれています。

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■焼くよ

と、思ったがビール飲んでて成型するのを忘れていました。笑
ダメじゃん。

↓ うちにあるクッキー型の皆さん。

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お気に入りはムーミン

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でも実際に使ったのはコッコ。(一番大きかったので)

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この時にサイドにキズをつけておくと、焼いたときに割れが出来て良いですが、面倒なので今回は無し。(酔ってるからね!)

■今度こそ焼きます

炉内に入れて15分くらい。炉内の温度計とかもないので、火力は感覚で勝負。焦げないかチェックしながら丁度良さそうなところで出します。

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■焼けました。仕上がりは?

まぁまぁいい感じの焼き具合。でも火力の関係かなんなのか、オーブンで作る時よりも膨らまなかったですね。あと、形が盛大に崩れてもうコッコだか何だか分かりません。笑
(やはりサイドの切れ込みは入れるべきだったかな)

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そしてオーブンレンジで焼いたときと明らかに香りが違う。
薪ストーブで調理を始めてまだ間もない研究途上の自分ですが、既に気づいたことがあって、

「小麦粉の良い香りを引き出すのに薪ストーブ(というか直火のオーブン)は向いている」

まぁお店で食べる薪窯のピザは旨いし、石窯で焼くパン屋も旨いし、当たり前と言えば当たり前ですが…。とにかく薪ストーブ調理においても素晴らしい香ばしさと共に明らかに粉の良い香りが出ます。
(普通の市販の粉でこれだから国産の高級小麦粉とか使ったらどんな良い香りなんだろう…と涎が出ますがその実験はまたいずれ。)

■おまけ(及源のピアットが素晴らしいって話)

今回も大好きな及源のピアットを使いました。

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今回のような炉内調理の場合、フチがある鍋(いわゆるスキレットとか)だとフチの影になった場所と中心部と温度差が生まれてしまいます。かと言って完全にフラットだと安定性に欠ける(焼けて膨らんできたときに炉内に落ちてしまう可能性がある)。その点、ゆるやかで美しいR形状を持つ及源ピアットは全体にムラなく熱が当たり、素材の安定感も良いです。

鋳鉄なのでガスコンロでもBBQでもIHでも使える。蓄熱性も高い。取っ手が着脱でき使い勝手もいい。とても気に入っています。

盛栄堂 ピアット 24cm F-461

盛栄堂 ピアット 24cm F-461

 

スキレットとか、こういう鋳物の鍋は好きな方だったら絶対に気に入ってもらえると思う。当ブログおすすめ商品です。

 

なんとなくまとまったところでまた明日!(と言った時ほど明日更新しないの法則)