前回、人工薪の一つとしてオガライトを紹介しました。
じつは、オガライトに並んで似たような物が売られていまして。
それがコレ。オガライ炭。(オガライタン)
ざっくり言うと、
- オガライトはおがくずを使って作った人工薪
- オガライ炭はおがくずを使って作った人工炭(そもそも炭は人工だが…)
ということのようです。似たような製品は「成型炭」や「オガ備長炭」などの名前で数種類出回っているようです。
■オガライ炭とは
- オガライトは”おがくず”を高温で圧縮成形したもので”樹木”自身に含まれるリグニン等が凝固剤の役割をするため、接着剤等の添加物を一切使用しておりません。「オガライ炭」はそのオガライトを炭化させたもので100%木質系燃料です。
- 製材を生産する過程で発生するオガクズを再利用しているため、環境にやさしいエコ燃料です。
- オガライト炭は高火力で煙がほとんど出ず備長炭のように長時間安定して燃えるため、鰻の蒲焼き等料理専門店の業務用にも備長炭の代用として使われています。
- 木炭など天然木の伐採等が世界的に問題視されている今、成型燃料が注目されています。(以上 パッケージ表示より引用)
■オガライ炭の性能表示
- 炎:ほぼ炎なし
- におい:ほぼ無煙
- カット:容易
- 燃焼時間:2時間以上
- 火力:高火力安定
- 環境:やさしい
まぁ、実際のところどうなのよ?というのは次回レビューしたいと思います。
■見た目
こんな感じで入っています。
見た目は、ほんと炭です。炭としか言いようがありません。
ただ、ちくわのように穴が開いています。これはオガライトでも同じでした。
■オガライ炭の価格
今回近所のホームセンターで7.5キロ1280円でした。
キロ単価170円。
ちなみに一般的なマングローブ薪でキロ80~100円程度です。備長炭は…これはピンキリなのですが少なくともキロ500円程度はすると思われます。
そう考えると、まぁ一般的な価格かなと思います。
※ 店舗では上記価格で買えましたが、ネットで検索するとちょっと高いようです。下に広告も貼りましたが、上記の店舗価格に近いものが無く、少し高いリンクを貼らせて頂きました。申し訳ありませんがご理解のほどお願いいたします。
■オガライ炭の着火方法
- 少量の紙をまるめて細い薪や割り箸を燃やします。灰が飛ぶので最小限度に。
- 火がつきましたら徐々に太い薪をいれてください。薪を燃やすのに着火剤かバーナーがあると便利です。
- 薪が燃えて炎がおさまり、熾き火になってから「オガライ炭」を加えてうちわで扇いでください。
- Point 細い薪を沢山使うと速く着火できます。炎では着火しにくいので熾き火で着火させてください。
と記載されています。
以上で製品説明終わり。
■人工炭を使う意義
ここです。よくバーベキューなどで炭を買いますよね。
ホームセンターとかで一番安いやつと言えば「マングローブ木炭」ですが、これらに関わる環境問題をご存知でしょうか。
もちろん、計画的に伐採された間伐材を有効利用するケースもあろうかと思いますし、マングローブを伐採して出荷することに頼らざるを得ない経済事情もあるでしょう。なので、「マングローブ木炭を不買しよう」と言いたいわけでもありませんし、そんなことで解決するような簡単な問題でもないのは承知していますが、ともかく気持ちの問題。どちらが気持ちよく使えるか、という点において
のどっちを選ぶかって話です。
■次回は実際に薪ストーブで使ってみたいと思います
「薪ストーブで炭を燃やすこと」については、以前からずっと考えていました。
- たくさんの熾火を作ったはずが、ピザを焼いていくと炉内温度が下がってしまう
- ストーブの焚き付け後、低出力運転したい
これらの際に、良い使い方ができれば非常に便利なのではないかと。
次回はその辺を実践してみたいと思います。
(ちょっとアマゾンでオガライ炭の取り扱いがなくなった?みたいでリンク切れになっていました。似たような商品を掲載しておきますのでご参考までに。)