サザエと言えば、遂に東芝がスポンサーから撤退のようですね。
後継のスポンサーはどこか、と予想する報道もちらほら。
中には「既に時代に合わない、これを期に番組も終了せよ」というご意見もあるようです。
サザエさんと言えば、よく「昭和の象徴」というイメージで語られがちですが、実は連載当初「新しい家族形態」「最新の髪型」「物怖じせず意見し、自由闊達にふるまう女性主人公」等と、むしろ時代の先端、新しい家族像・新しい女性像を描いた作品だったようです。
それがいつしか、時代が作品を追い越し、今や逆に「いかにも昭和的な懐かしさ」を醸し出す作品になったのは、他に類を見ないほどの長寿作品だからこそ成し得た事象かと思います。
なので前述の「終了せよ」の意見も確かに一理あるなと思う一方、「あえてこのまま後100年くらい放送し続けたら、時代はどうこの作品を捉え直すか」にも興味があります。
ま、その時はガヤさん生きてませんけど。
ということで長々と書いたくせに
今回はそんなサザエさんの話ではありません。
リアル・サザエです。
■活サザエが大量に届いた
実は親戚が隠岐におりまして、そこからたまにサザエを送って貰えるのです。
で、例によって年も届きました。大量に。
しかしクール宅急便て凄いですね。日本の物流クオリティ最高。
「こいつ、動くぞ」
好奇心の強い娘ちゃん(1.7歳児)も気味悪がって触らない。笑
■薪ストーブでつぼ焼き
まぁ、この鮮度なので刺身とかでもいけるわけですが、、、、、
折角うちには薪ストーブがありますし、
そもそもここは薪ストーブブログでありますので、
問答無用で「つぼ焼き」が良いんじゃなかろうかと。
もうね、つぼ焼きですから。
レシピも手順も何もないわけですよ。
焼きます、食べます。はい、終了。
まぁでも、それだと終わっちゃうので書きましょう。
お付き合いくださいませ。
■作り方
①ストーブを焚いて熾き火を作る
今回目指すは強火の熾き火。
つぼ焼きですからワイルドに高火力でガッと焼きますよ。
(焼き温度は好みで良いのですが、ガヤさん流では殻の磯臭さを焼き消し、かつ醤油の焦げた香ばしさを出す為に高火力で焼きます。)
ファイヤー!
②熾き火になったら網を敷いてサザエを並べる
口が上を向くように。これ大事。
つぼ焼きの実態は「貝殻で煮る」、つまり煮貝なのです。なので汁が落ちないように注意しましょう。
③焼く
高温の炉内で焼きます。
汁がグツグツしてきたら醤油でも垂らしとけ!
そして仕上げにもう一焼き。
④完成
取り出す時に火傷しないように気をつけながら、汁をこぼさないように気をつけながら取り出します。
薫り高く焼けました。生臭さゼロ。磯臭さゼロ。
で、当然ですが日本酒もご準備しております。
今回は正雪の純米酒。すごく…安いです。
鉄串を入れるとつるんと取れました。あっつあつです。
うーん、最高ですね!!!旨いです。
このワタの部分は好き嫌いがありますが、ガヤさんは好きです。
酒飲みの味。
■つぼ焼きの問題点&薪ストーブ活用のメリット
ちなみに、みなさん家でつぼ焼きやりますか?
ガヤさんも以前はオーブンとかグリルとかで作ってました。
まぁ、確かに焼けます。
味も特に問題ないっちゃ無いです。
ただずっと以下の不満を持っていました。
- オーブンレンジだとちょっと火力不足で殻に磯臭さが残る。
- ガスコンロで直火が一番良いが、時々殻が爆ぜて怖い。
- 換気扇フル稼働してもキッチン周辺が臭くなる
- 調理器具の後片付けが大変(特にオーブン内を磨くのは面倒でした)
- 野外でやるのも手だが、炭火を起こすのが大変。後片付けも面倒。
その点、薪ストーブの炉内調理であれば、
- いつも焚いている火を流用するので準備が簡単。
- 十分な火力、温度で焼けるので殻までしっかり焼け、焼き上がりが磯臭くならない。
- 殻が爆ぜても怖くない。
- 調理器具の後片付け不要。そのまま放っておくか、追加薪して焼けば炉内はきれいになる。
- 排気は全て煙突が吸い込んでくれるので部屋が臭くならない。
このようなメリットがありますので、非常に良いです。
なにより楽しい。笑
■まとめ
今シーズン、薪ストーブを料理に活用していて思うのは、つまるところこんな感じ。
- 豊かな火力で作ると美味しい
- 火の準備が簡単
- 後片付けが基本放置で簡単
- 焼くと臭いが出て普段ならためらっちゃうような食材にめちゃくちゃ強い。部屋に臭いが残ることほぼ無し。
特に片付け、臭い面については大きなメリットを感じています。
ぜひ薪ストーブユーザーの方は「貝はじめ魚介類を焼く」ことに活用して頂ければと思います。
無い方…は機会あらば導入をご検討ください。笑
ガヤさん薪ストーブ仲間が増える事を切に願ってやみません。
↓ 隠岐のさざえ最高です。おすすめ。
隠岐と言えば「さざえカレー」もおすすめ。
(12月だー、年賀状もまだやってませんし。なんか忙しいし、まさに師走!師走ダッシュ!今月もよろしくおねがいします。)