前回ピザを焼きました。(美味しかった)
今回はその炉内でそのままパンも焼こうというお話です。
たくさん熾き火を溜めた炉内も、さすがにピザを何枚か焼けば少しずつですが温度が下がっていきます。
いい感じに炉内温度が下がったらパン焼きのチャンスです。
なんとピザに現を抜かしながら、さりげなく生地も仕込んでおきました。
ファーイーストバザールで購入したオーガニック・ドライフルーツが余っていたので、今回はそれらを練りこんでみました。グリーンレーズン(新疆ウイグル自治区産)、インカベリー(ペルー産)。あとはマックスバリュで買ったレーズン(カリフォルニア産)も。笑
ということことで、早速焼いていきたいのですが……
蘇るのはいつだかパンを焦げ焦げの炭にしてしまった苦い記憶。
ということで、
今回のテーマは「どうやれば焦がさずにパンを焼けるか」です。
(相変わらず!前置きが!長いよ!!)
■料理によって求められる炉内温度
当然ですが、料理によって必要な温度は異なります。
薪ストーブの炉内でやるにして、
- ピザ 400度とか500度の高熱で短時間で焼く
- パン 200度前後の穏やかな熱で15分とか20分の時間を掛けて焼く
まぁ、ざっくりこんなところでしょうか。
■温度管理が難しい
ただ、実際に上記の温度を狙ってすぐ出せるものでもないのが薪ストーブのアナログさ。難しさ。
ガヤさんも試行錯誤していますが、炉内の温度をきちんと管理するのって物凄く難しいです。
放射温度計で炉内温度を計ってみたりもしますが、センサーの当て方でかなり表示が変わるので正直あまり当てにならなかったり…
各種温度計の値や自身の経験と勘の蓄積で、ある程度はカバーできるようになっていくのだとは思いますが、
やはりもう一つ「分かりやすい目安」が欲しいと思っていました。
■そこでガヤさん自己流でこんなこと考えた
そこで思いついた方法が、
「クッキングシートが焦げるか焦げないかで温度を判断する」という方法です。
この下に敷いてあるのが、いわゆる「クッキングシート」ですね。
だいたいどこのメーカーも耐熱温度は250度(を20分)くらいのようです。
- 炉内に入れて黒く焦げるようであれば温度が高すぎる。
- (紙の種類によって発火温度は違うけど仮に自然発火するようなら最低でも300度はあると推測されます。)
- 燃えない、焦げなければおおよそ250度以下で適温?と判断。
- (15分とか20分かけて最終的に変色する程度ならOK)
※ メーカーの想定を逸脱した(頭のかわいそうな管理人が考えた)使用法になりますので、自己責任でお願いします。
温度が高すぎると判断すれば、食材を一旦炉内から出してタイミングを見計らってリトライ。
これを実践するようになってからはかなり失敗が減りました。
■焼いてみる
実際に焼いてみましょう。
ちなみにお皿はピザ焼きでも大活躍した当ブログおなじみ及源のピアットです。
で、だいたい15分くらい焼きまして、完成です。
おぉ、おいしそう。
自分としては温度管理ほぼ完璧。(か、気持ち弱火でもよかったかな)
オーブンレンジで焼いたときと大差なく、焼き上げる事ができました。
クッキングシートも多少変色していますが、焼け焦げるまでには至っていません。
(というか調理が終わって最終的に少しシートが熱で変色するくらいが経験上、200度~250度バッチリの温度だと感じています。)
よかった。一応成功。笑
味は、まぁまぁでした。
これは自分のパン捏ね技術の未熟さに由来するところですので、今後も研鑽あるのみ!
■まとめ
- 紙の発火温度を一つの目安にすることで、ある程度炉内の温度管理の目安になる?
- クッキングシートがくっつかないし、耐熱性も高く便利です。
- 他の炉内調理(特に200度近辺を狙いたいメニュー)にも応用できる?
今後も創意工夫で薪ストーブライフを送りたいと思います。
↓ ちなみにうちにある放射温度計はこんな感じの安いやつです。(高いやつのほうがいいのでしょうか…)
(忙しさ継続中にてブログに掛ける時間確保が課題です。一方では別の特化ブログ立ち上げたいなという野望も少し出てきたり…。寒いですが皆さまご自愛ください!チャオ!)