ということで電動薪割り機「ナカトミLS-4」が届きました。という話でした。
仕事と育児で忙しく、なかなか薪割りの時間が取れないのですが、
とにかく使ってみないことには話になりません。
なので少しだけですが使ってみました。
使用感など、簡単に書いていきたいと思います。
■電動薪割り機の使い方
使い方はいたって簡単。
① コンセントに差して、起動ボタンを押す。
② 台の上に玉切りされた木材を載せる。
最初からデカイ奴いっちゃいますけど。
③ レバーを操作するとプッシャーが移動して薪が割れる。
↓これがレバー。これを倒すとプッシャーが動く。
割れました。
これ多分、槙の木だった気がしますが。けっこう硬いですよ。
後はちょっと節の集まっていそうなこんな玉ですが…
刃を当てる場所を工夫して割れた。
伐採してしばらく放置され硬く締まった広葉樹。しかも二股で股間部分がなんかコブになってるし。
言うなれば加藤鷹、鬼クラスの難物ですが、こういうのも刃の当て方を工夫するなどしてなんとか割っていく事ができました。
その他、針葉樹はほぼ楽勝でパッカーンと割れました。
さすがに太い玉や硬い玉では、刃を当てる位置を工夫したり何度かに別けて割っていく必要がありましたが、それでも一応全ての玉が割れています。
破砕力4トンということで、パワーに関してはちょっと不安がありましたがなかなか優秀じゃないの。
十分実用に耐える印象です。
■電動薪割り機の仕事量
電動薪割り機にしたことでやはり期待するのは作業効率。
30分くらいで一気に辺りが汚くなりました。苦笑
もっと広い場所で作業するべきだったか…
その後も割り続け、1時間弱でこの程度割れました。
短時間の作業ですがこの小さな薪棚が一つ。
あとはこの大きめの薪棚の半分くらい。
合わせて1立米あるかないかって所ですかね。
正直言いまして、
手動薪割り機とは雲泥の差です。
■モーターが焼き付くなんてそうそう無さそうな雰囲気
機械に関してはわたくしズブズブの素人ですので、
「あんまり硬い玉を割ろうとして無理させると、モーター焼きついちゃうかも?」
とか心配してたのですが、、、、
一発では割れないような硬い玉の場合、
「負荷が高くなると自動的にモーターが一瞬止まる(電源が落ちる?)」
ようになってました。
多分、保護回路が働いているんでしょうねぇ。
これなら負荷を掛けすぎてモーターが焼けるなんてことはそうそう無さそうです。
※ ただ、コンデンサー含め電源系の寿命は確実に短くしていくような気がしますので無理をさせすぎないようにすべきなのは言うまでもありません。
一方で無意識にやっちゃいそうなのが、
「連続稼働時間をオーバーしてしまう」こと。
マニュアルには定格運転30分と書かれていますので、長持ちさせるためにはそこを守った方が良さそうです。
■使ってみて分かった電動薪割り機の弱点
現時点で感じたところ2点書いておきます。
・使う場所が制限される
当たり前ですが、電源が必要な為使用できる場所が限られます。
延長コードも使用できますが延長が長くなると電圧低下をもたらし正常に作動しなくなりますし、故障の原因になります。
さらに家庭用の一般的な延長コードの場合、定格125V15Aと書かれていても電線自体が細い事が多く(1.25mm2径とかですよ)、電圧低下をもたらすばかりかケーブルが発熱したりして危険です。
ちょっとまとめますと、
- 電線が細ければ細いほど、長ければ長いほど電圧降下が起こりやすい
- 電線が細いほど電気抵抗が大きく、そこにオーバーワークに近い電流を流すことになるので発熱しやすい
- そのため、なるべく径の太い線&出来る限り短い距離で使用することが望ましい
ということのようです。
※電気については素人のため間違いがありましたらご指摘頂けると嬉しいです。
延長コードを使う際はせめてちゃんとした太いケーブルの物を使いましょう。
恐らく太さが2.0mm2以上、長さも10m以下のものが必要になるかと思います。
うちはこんな感じのものを使用しています。
(ナカトミLS-4は15Aなのでまだ良い方ですが、世間に出回っている破砕力6トンとか7トンの機種では必要アンペアが20Aとかになりますので更にシビアです。2.0sqでも15A対応とかですので、かならず下調べを行ってから余裕を持った延長ケーブルを購入しましょう。)
で、話を戻しますと、壁コンセントから電動薪割り機までは極力短い距離で使用した方がいいということ→使用場所が限られる→建物から極めて近い場所でしか作業できない→十分な作業スペースが確保できない恐れがある。
つまり先ほどの画像のように汚れる。散らかる。
本当に散らかるの前提で広い場所で作業したいところですが、上記の制約上難しいところがあります。
電源の位置と作業スペースをどう確保するか。
今後、電動式を買われる方は是非この辺も事前に考慮してご検討頂ければと思います。
・連続稼働時間が短い
上でも書きましたが、モーター・コンデンサー等の電気系を保護する為「定格時間」が設定されています。(ナカトミLS-4はマニュアル及び本体に30分と記載されています。)
電動式薪割り機は非常に作業効率が上がりますが、連続しぶっ続けで作業できないことはややネックです。
例えば、30分薪割り→電源を切りコンセントを外して休ませる。
その間に割った薪を棚に積んで整理&次の玉を用意する。
こんな形でうまく使用していったらいいのではないかと思います。
■まとめ
どうだったでしょうか。
随分引っ張りましたが「電動薪割り機編」これにて終了です!!
今後、同機種を検討される方にとって参考になれば幸いであります。
(今回はあっさり流すつもりが、安定のくどさで2500文字。もう諦めてください。笑 ここまで読んでくださってありがとうございます。次回もよろしく。)