薪ストーブユーザーにとってオフシーズンはとにかく薪の確保に追われる季節でもあります。
原木をゲットして、玉切りして、割る。乾かす。
正直、大変です。笑
でも、汗水たらして作った愛着ある薪が、冬には素晴らしい光と熱となって家族を暖めてくれる。
これはなんだかとても「実がある」行為で、大変ですがけして悪くありません。
大昔、家族のために狩猟し、獲物を持ち帰る。
少し昔、働いて給料袋を持って帰る。
今は…明細だけだからあんまり現実感がないかな。笑
まぁ、そんなある意味の自己満足です。
すこし脱線しましたが、今回は少しばかり薪の話です。
■さあ、薪割りだ
前回入手した原木…を玉切りしたやつがまだこんなに手付かずで放置してあります。
(早く割ればいいものを…不精ですね)
時間があったら手を動かせ~・電動薪割り機 ナカトミLS-4で割っていきたいと思います。
せっせと割ります。
ほら、この通り。(汗だく)
ってまだまだあるじゃん…。
■薪ストーブを使ったことのある人の薪?
ふと気付いたのですが、これ。
・右側が「薪ストーブを使う前に作った薪」(割ったのは2年間の春くらい。今年の冬にはなんと3年乾燥物です!)
・左側が「薪ストーブを1シーズン焚いた自分が作る薪」です。(今回割った薪)
違いが分かりますかね?
実は大きさが違うのです。
長さもそうですが、特に太さ。
最近は「ペットボトルの太さ」を基準に作っています。
これだと片手でちょうど良く握れるサイズ。
計ると8~10cm位の幅かな。
長さも35センチとかが目立ちます。(長くても40センチとか)
一方、
ちなみに「薪ストーブを使ったことがない状態でイメージで作っていた薪」の方は…
ちょっと片手で持つには大きすぎる。
そして硬い、重い。
計ると13センチとか15センチとか。
長さも最長45センチのとか。
これ面白いのですが、自然と作る薪のサイズや形状が変わってきています。
「やっぱり大きすぎると炉内の空気の回りが悪くなるな~」
「太すぎると乾燥も甘くなるし…」
「長いのを燃やした時は左右で燃焼のムラが出てたな~」
「これはかなり比重が高そうな堅木だからこの位の大きさがいいかな?」
「この針葉樹はヤニが多そうだから細割にして焚き付け用にしよう!」
最近はそんなことを自然に考えながら薪を割っています。
これも「1シーズン試行錯誤して焚いてきたから」であって、
だからこそ新たに試行錯誤する余地が生まれたというか…
最適な薪って、使う薪ストーブの機種(炉内の広さや燃焼の特性)、焚き方、樹種などによって多分それぞれ違う。
なので今後も試行錯誤していきたいですね。
■偉大な先人に学ぶ
ちなみにこの薪の形状、割る大きさについては、
ファイヤピットさんがブログ「熾壺日記」で過去にこんな記事をアップされています。
ずんぐりむっくりの算数 | 函館の薪ストーブ屋 ファイヤピット 熾壺日記
ずんぐりむっくり=ZM指数!!!
これは凄いですよ。
上記の「感覚的に」試行錯誤している薪サイズを指数化。
どの指数までなら実用的に燃やすことができるかを、薪ストーブの達人がもつ経験値と照らし合わせて示してくれる。
今後はこういった物も参考にしながら、さらに良い薪を作っていけるように頑張りたいと思います!
(さぁ、薪割りで疲れたらこいつを飲んでリフレッシュ!)