外で食べる飯は旨い。
それが例え下手でも自分で調理したものなら尚更です。
最近、シングルバーナーを買い暇を見つけてはカップラーメンを食べたり、コッヘルでご飯を炊いたりして楽しんでいる自分ですが、実はこんな悩みも持っていました。
ちょっとした事なのですが、
「バーナーでご飯を炊いていると、その時なにもできない」
簡単な話、2口のバーナーであれば問題ないのですが、残念ながら自分の愛機はシングルバーナー。一口しかありません。米1合焚くのに大体15分くらいは加熱しますし、そこで一口占有してしまうとその間は他の煮炊きができないわけです。
あとはバーナーで炊飯すると、火加減や吹き零れなど結構気を使います。
■メスティンでご飯を炊こう
ということで調べていたら、キャンパーご用達ギア「メスティン」に辿り着きました。
メスティンとはスウェーデンのアウトドアブランド「トランギア」が発売している
つまり「飯ごう」です。
※日本での輸入代理店はプリムス
※アマゾンだと入荷してすぐに売り切れ→すぐに再入荷→売り切れを繰り返しているようです。だいたい1700円くらいなのでお高く買わないようにご注意。
特徴は熱伝導率の高い無垢アルミ製であることと、この弁当箱のような形状。
大きさは米が1.8合まで炊けるノーマルと、3.5合まで炊けるラージの二種類が出ています。
コレ、なかなか評判が良いんですよ。
炊飯だけでなく、麺料理を作ったりシュウマイを蒸したり、それこそ「メスティン 最強」とか「メスティン 活用」で検索すると沢山の記事が出てきます。
しかし一番グッと来るのは、やはり固形燃料を使っての炊飯でしょう。
メスティンに米と水を入れて、固形燃料で熱したらほぼ自動的に米が炊ける。
しかもほとんど失敗しないらしい。
なにそれ、すごく便利じゃない。
※ちなみによくメスティンとセットで使われる固形燃料「エスビット」。
※勿論こういう固形燃料でも無問題!(むしろこっちの方が臭いや煤の面で評判が良かったりします)
つまり、これをサブ熱源+調理器具として確保しておけば、
- シングルバーナーでおかずを作り
- その傍らでは固形燃料で自動炊飯
と上記の悩みから開放されるってわけです。
はっきり言って大変良いイメージ。
勝利の方程式を掴んだ予感です。
■最初に行うバリ取り&シーズニング
ということで早速、購入いたしました。
取っ手は内部に収納されていましたので、取り出して装着。
うん、いいねぇ。
なんてことは無いアルミをプレスしてあるだけですが、なかなか良い。
ただ、このままでは使えません。
最初に行うべき作業が二つ。
それが「バリ取り」と「シーズニング」です。
①メスティンのバリ取り
メスティンのフチはほとんど処理されていないため、「バリ」が残っています。
触ってみると最悪手も切っちゃいそうな触り心地。口付けた時に切ったら泣けます。
写真だと少し分かりにくいかもしれませんが…。加工精度の問題なのかそもそもそんな小さなことは気にしない風土なのか、この辺り実に海外製な感じです。これが日本製だったらどうなのかな?とも思いますが、、、。
とにかく「このガリガリしたフチをヤスリできれいに削って滑らかにしてあげよう」=「バリ取り作業」です。
手持ちの紙やすり。細か目な奴をかけていきます。
製品が小さいので数分で終了。
うん、
写真だとよく分からないね。
でも触り心地は大分まともになりました。少なくとも「手や口が切れる」感じは脱しました。
②メスティンのシーズニング
シーズニングと言うと、ダッチオーブンとかスキレット等の鋳鉄製品をイメージしますが、それらのシーズニングとは全く意味や作業が異なります。というかそれらと比べたらメチャクチャ楽です。
要は最初はアルミ臭があるので、それを抜いてやるということと、焦げ付きにくくするために被膜を作るということです。
具体的には「米の研ぎ汁で煮る」。
大きな鍋にメスティン+蓋を入れ、ひたひたになるまで米の研ぎ汁を入れます。
あとはグツグツ煮るのみ。
特に時間などは決まっていませんのでお好きなだけやれば良いと思います。
自分は5分くらい煮て後は自然冷却しました。
冷めたら乾かして終了。
心なしかうっすく被膜が付いた感じもしなくはないが…
うん。
まったく分からないね。
まぁ、アルミ臭が取れればいいでしょう。
このシーズニング作業は初回のみやれば良いようです。
ということで、これでメスティンの準備完了!!
あとは実戦投入あるのみです!!
次回「メスティンで米を炊いてみた」に続きます。