薪ストーブで冬眠したい

薪ストーブのある暮らしについて情報発信します。ときどきる育児ネタ。静岡県中部。ドブレ640CB

【舌の根も】今季初焚きしました【乾かぬうちに】

こんな記事をアップしたのが10月12日の金曜日。

 

www.makifuyu.com

 

そんな記事を出した手前、あと数週間は我慢すると思うじゃないですか普通。

 

はーー

 

タイトル通りというか、もうすみませんとしか言い様がないのですが、

見事に焚いてしまいました!!

 

そんなお話です。笑

 

■2018‐2019年の初焚き

ということで、去る10月14日。寒い日曜の朝でした。

天気予報での最低気温なんて知りませんが、妙に寒い朝でした。

 

室温は19度。外は小雨が降っている。

 

まぁ、それでも19度ある。 

自分1人だったら普通にスルーしたでしょうが、ここで妻の一言。

「寒いから焚こうよ」 

 

もうね、言われたら断れないですよ。

だって家族を暖めるためにあるんですもん。

 

君は只オシャレなインテリアとしてそこに座っているわけではなかろう?

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そう。

薪が勿体ないから焚かないだなんて、本質を見失うことも甚だしい。

 

ということで腹は決まりました。笑

やりましょう。

 

■ということで初焚きの準備

まぁ煙突掃除は終わってますし、準備と言っても薪を用意するだけです。

ただ、本来であれば数日分の薪を室内にストックしておき足りなくなったら薪棚から補充するというスタイル。

 

つまり、

今日まさか焚くとは思っていなかった為、薪は全て薪棚に積んであります。

 

そして、この日は生憎の雨。

 

薪棚も屋根があるとは言え完全に雨濡れを防ぐものではありません。端が濡れたり湿気をまとっているので何とかそこからなるべく濡れていない、即戦力の薪をサルベージする必要があります。

 

小雨の降る中、薪棚を見繕うこと10分程。

なんとかコンディションの良さそうな薪をバケツ一杯程回収してきました。

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まぁこの時期であれば二回分くらいにはなるでしょう。

 

早速、準備です。

 

約半年ぶりに焚き付けを組みます。

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ちなみに「焚き付け」のスタイルってのは実に様々でありまして、ほんの一例を述べますと、、、

  1. 最初は焚き付けだけを組んで着火。炎の燃え広がりに応じて順次、小割→中割り→太割りと薪をくべ「炎を大きくしていく方法」
  2. 一番下に太割り、その上に中割り、小割、焚き付け材と全てを組み上げ着火。いわゆる「上から着火」で炎を下に燃え広げていく方法。
  3. 一番下に焚き付け材、その上に小割→太割りと、②の逆スタイル。いわゆる「下から着火」で一般的には一番イメージしやすい形。

と、色々な方法があるわけです。

 

自分は未だ研究中でありますが色々試した結果、現状はそのどれでも無く。

今のところ①と②を合わせたようなマイスタイルを取っています。

  • 一番下に中割りを2~4本交差するように並べる。その上に小割、焚き付け材の順に井形に組んでいく。(つまり中割りの上に、小割と焚き付け材で煙突の形を作る)
  • 一番最上段に着火剤を乗せ、着火。炎を一定時間上げさせたら井形の中に落とす。
  • 炎が一気に燃え広がって、中割りまでガンガン燃やす。本体温度が上がり、中割りが熾火になってきたら扉を開けて更に太い薪を追加し、炎を育てていく。

このポイントは、「最上段で一定時間着火剤だけを燃やすことでバッフル板を予熱し、初期燃焼を促進させる為のドラフトを起こしておくことができる(これによって初期のドラフト不足のリスクがかなり減るので煙の逆流が抑えられる」「小割を井形に組んでおくことでその中に上昇気流(ドラフト)が生まれ、焚き付け材→小割の燃焼時に一気に炎があがる」「最下段を燃えやすい中割りにすることで、巡航温度までなるべく短時間で到達することを目指す」です。

 

まぁ、機種や使う人の用意した薪、生活スタイル等々にとってベストな方法は少しずつ違ってくると思いますので、これが全ての人に良いとも言い切れませんけどね。あくまで自分の研鑽として、そして何よりこういう模索が楽しいので勝手に追求しています。

 

そして今日は厳密にこのスタイルではやりません。

このためにはある程度長さや形のコントロールされた小割、焚き付け材を多く用意しておくことが必要なのですが、いかんせん今回は想定外でストックはあるのですが持ち込めませんでした。なので薪割りで出た木片などを上手く使ってやってみます。

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正直ちょっと美しくないですが、こんな感じで問題ないでしょう。

 

■着火

ということで着火!!!

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あ、着火剤はウェーバーを使ってます。

これ、安いしパワーあるしおススメですよ。

大体13~14分燃えますので一回の焚き付けに一粒で足ります。

 

脱線しましたが戻ります。

先ほどの説明のとおり、着火直後は最上段で燃やします。

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 そして次第に足場も燃えて、井形の中に落下。

ここから煙突効果(上昇気流)で一気に炎があがりますよ。

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こーんな感じにね。

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小割に炎が移り、一気に燃え広がります。

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下段の中割りまでガンガン燃やして本体温度を上げます。

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順調です。 

少し太い薪を追加し、さらに炎を育てましょう。

 

で、この炎。

見たかった!!!

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この豪快な炎。

なんか、やっぱり炎っていいですね。

 

そして実にあたたかい。

 

もう、この炎が大きくなっていく推移をずっとガラス窓の向こうから見守っていたのですが、既に汗ばんでいる。

リビング全体がポカポカしてきました。

 

そして家族からも

「やっぱり薪ストーブは暖かいね♪」の声。

 

今季、初焚きにして再度実感。

薪ストーブっていいもんですよ。

 

その後は、太割りの薪を2本ほど追加して終了(自然鎮火へ。)

新築の家は断熱性も良いため、午後まであったかい暖気が残って快適に過ごせました。

 

そして仕上げはこちら。

 

灰受け室に入れておいた焼き芋です。

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サツマイモってのはある一定の温度帯で長時間加熱すると自身のもつ酵素でデンプンが糖化し甘くなるのですが、ご覧の通りムラなく全体が糖化しています。

そしてホックリとした食感も残っている。

 

今季の初薪ストーブ料理は「焼き芋」でスタート。

これを食べると、本当に薪ストーブのシーズンが来た感じがしますね。

 

さぁ、ここから薪ストーブのシーズンイン。

今年もよろしくお願い致します!!

 

(実は毎回動画も撮ったりしてるんですが、編集の手間等を考慮しアップしていなかったり。今シーズンはもう少しがんばりたいですけど。笑

なにはともあれ、やってきましたこの季節。今後ともよろしくお付き合いの程お願い致します!)