薪ストーブで冬眠したい

薪ストーブのある暮らしについて情報発信します。ときどきる育児ネタ。静岡県中部。ドブレ640CB

薪ストーブ&銅鍋で「オトナ」のりんごジャムを作るよ

薪ストーブの天板、あなたはどのように活用しますか?

 

これを考えるのはとても楽しく、まさに薪ストーブライフの醍醐味の一つです。

 

大きなお鍋でカレーやシチューをコトコト煮込んでもいいですし、

やかんを乗せてお湯を沸かすだけでも絵になります。

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前回、うちの薪ストーブドブレ640CBの天板温度をリミッターオフし、更なる高温にする裏技「インナートップ外し」をご紹介しました。

www.makifuyu.com

 

今回は、この熱々の天板を活用して美味しい「オ・ト・ナ」のジャムを作ってみたいと思います!

(天板が一層構造の機種の場合は元々天板が高温になるので気にしなくてOKです)


■薪ストーブの天板でオトナなジャムを作ろう

実は12月にブロ友の8マンさん(id:gemini-yahata)にお会いする機会があり、その際ご自宅で出して頂いたお手製りんごジャムがなかなかに美味しかったのですね。

 

なんというか、

「洋酒感の強い、甘味控えめ、ドライさやスパイシーさ、酸味が際立つオトナな味のジャム」でした。

 

この数年ジャムなんて子どもに食パンを食べさせる補助具のような位置づけでしかなかった為、なかなかに感銘を受けたわけです。

 

ということで、今回はそんな氏に教わったレシピも参考にしつつ作っていきたいと思います。

chuff.hatenablog.com

※今回熱源が薪ストーブということ、使う鍋も全く特性の違うものを敢えて使ってますのでレシピ通りではありませんがご容赦ください。

 

今回の材料はこちら!

  • りんご(出来れば紅玉とか。今回はサンフジ。)
  • レモン(皮も使うので国産無農薬or低農薬が望ましいですね)
  • スパイス(何でもOK。今回はナツメグを使用)
  • 洋酒(いろいろ試すのが楽しい。今回はジン。)
  • 砂糖

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氏曰く洋酒はいろいろ試すのが楽しいとのことですが、

やはり最初はレモンとの相性抜群のジンを使ってみたい。

更にちょっと贅沢にうちの所蔵では最高のジン「季の美」を使ってみます。

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なかなか面白いジャパニーズ・クラフト・ジンで勿論そのまま飲んでも美味しいやつですよ。

 

■今回も銅鍋を使います

当ブログではお馴染みの「銅鍋」です。

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愛研の大屋さん(id:aiken_makiss)に頂いた通称「すごくいい銅鍋くん」です。

 

8マンさんのように弱火で焦がさないようにコトコト煮込むのもジャムなのですが、恐らく強火力でもって短時間でサッと煮るのもまたジャムでありましょう。

 

メリットとしては強火で短時間で煮ることで、素材の香りが飛びすぎず、味も残るとのことです。

ただ、ジャムのような粘性のあるものを強火力でやるのは「焦がす」リスクと隣り合わせ。

 

そこで銅鍋です。

 

熱伝導率の高い銅鍋であれば、粘性のあるジャムでもそうそう焦がすことなく強火力で調理できます。実際にジャム用の銅鍋なんてものも発売されていますしね。

 

かつ薪ストーブ調理においては、熱伝導が良いということは少ない熱でもすぐに熱くなるわけですから、「天板の熱を無駄なく・高効率に調理に使う」ことにもつながります。 


■作り方

①材料をカットする

リンゴをお好きなサイズにカットします。レモンの皮もこんな感じに。

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リンゴには早い段階で塩をパラッと振って混ぜましょう。変色を防ぎます。

 

②砂糖をドバッと入れる

どれ位入れるかでかなり印象が変わります。

が、ある程度は入れないと防腐にならないので遠慮せず適当にどうぞ。

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③少し置く

別にこの工程は必須ではないのですが薪ストーブを着火して、火が回るまでの時間がありましたので自然に発生しました。少し置くと浸透圧で水分が出てきます。

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④薪ストーブの天板で煮る

薪ストーブの炉内はもうこんな感じでガンガン焚いております。

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ということで天板が温まったら薪ストーブの天板に鍋を乗せます。

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ちなみに、この時の天板温度は350度付近。

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ドブレ640CBでこれが出来るのはまさに「インナートッププレート外し」を行っているからですね…。

 

なかなか絵になる光景です。

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やっぱり天板に何かが載ってるのって、落ち着きます。笑

⑤加熱

さすがは熱伝導率の高い銅鍋&高温の天板です。

すぐにグツグツきました。

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蓋をして、時々かき混ぜてあげます。

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煮えてくると結構な水分が出てきます。

ここを更にグツグツ煮て粘性が出てきたところで「ジン」をドバドバっと入れます。

このアルコールを煮切って、後はどこまで煮るかはお好みのところかと思います。

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もうちょっと蓋をして煮たら、かなりジャム化が進みました。

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伝わらないかもしれませんが、香りは最高です。

洋酒と砂糖、フルーツ、レモンの香りが熱とともに揮発しまくってるわけですから当然ですが、もうこの香りだけでコーヒー飲めそうな感じですね。

一応これで完成です。

 

⑥容器へ移す

基本的に銅鍋は「酸に弱い」鍋です。

なので特に今回のようにレモンをしっかり使ったジャムは酸が大分強いですから、入れっぱしにするのはあまり宜しくありません。

粗熱が取れたら速やかに容器へ移します。

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容器は長期保存するならアルコール除菌、煮沸殺菌などと言われますが今回は数日で食べ切ってしまうつもりでしたので特に何もせず普通のタッパーです。

 

ただ保存をしていく過程で熟成され味が変わっていくのも楽しいですから、基本的にはこういう奴でしっかり対応して頂くのがよいかと思います。

 

■手作りジャムは美味しい

これも8マンさんに教わった食べ方ですが、バタートーストに自家製ジャムを乗っけて食べてみましょう。

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はは。

最&高か!!

ハチミツを垂らしても最高。

 

薪ストーブの炎を眺めながらのコーヒータイムで「最高のひと時完成」です。

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今回久しぶりに自家製ジャムを作りましたが、

パンを焼いたり、お菓子を作るのとはまた違った満足感がありますね。

ジャムでしか満たせないものは確実に存在します。

 

皆様も是非、お手持ちの果物で「ジャム」お楽しみください!!

(今回ちょっと更新が今までに無く空いてしまいまして、ご心配おかけしました。かなり多忙にしておりまして、更新作業の暇がなかったのですが、なんとか今後も続けられたらと思ってます。今後もよろしくお願い致します!あとカエレバが仕様変更になり大変困っております。リンクがおかしかったら申し訳ありません。)