2018-2019シーズンも無事に終え、シーズンオフに突入いたしました。
ということで、もう完全に焚いていません。
本当ですよ?
故にあまりネタもないのですが…。しかしそれでもシーズン終了時、シーズンオフ中にも多少やることがありますので、その辺の話でも書いていこうかと思います。
淡々と。粛々と。
シーズンオフのミッションは大体決まっていて、時期や順序のちょっとした違いはあれど、全国のユーザーさんも似たようなもんだと思います。
- ストーブ周りの清掃、室内の薪や道具の片付け
- 煙突掃除
- ストーブ本体の清掃、メンテナンス
- 薪割り道具の準備
- 薪割りして空いた薪棚を埋める
- 可能なら焚きつけも割ってストックしておく
細分化すればいくらでもあるけど、まぁこんなところ。
要はやはり「煙突掃除」と「薪の準備」ですが、そこは大きなネタなので今後に譲るとして今回は簡単な所から。
■薪ストーブ本体と炉台のお掃除
しっかりとした本体メンテナンスは煙突掃除の時にするとして、簡単に薪ストーブ本体を掃除します。
1シーズン活躍したストーブはかなり汚れています。
うちは料理への活用も割と積極的なので特に油が落ちたり、灰が崩れたりと汚れやすいですね。
天板をしっかり絞った雑巾で磨き。
ストーブポリッシュは本体メンテ時に必要に応じて行いたいと思いますが個人的にはドブレブラックにはあまり、、、、という気も。
炉内と灰受け室の灰を取り除きます。
ガラス窓の下は灰が落ちることが非常に多く、シーズン中は常に汚れますので
ここもしっかり刷毛で掃いて、拭き上げます。
炉台は多少広く作ったつもりですが、それでもシーズン中には色々な道具を置き常に繁雑なスペースです。
・焚きつけ材
・灰を入れる蓋付き金属製バケツ
・マッチやちょっとした道具を入れるバケツ
・薪
・ゴトク
・火掻き棒などのファイヤーツール
最低限これらを置くわけですから、まーゴチャゴチャします。
シーズンオフは可能な限り倉庫にしまうようにしています。埃も溜まり易くなりますし。
余計なものを片付けて、炉台のタイルも雑巾掛け。
これで大分スッキリしました。
夏を迎えられます。
■チェンソーの準備
まぁ薪割りなんて年中やったっていいのですけれど、なんにしても冬は寒い。風も強い。
夏は暑くてやってらんない。
まぁ春か秋に一気にやっちゃうのが良いよね。。。
ということで道具の準備です。
うちにチェーンソーは2台あって、そのうちの一台。
これ凄いですよ。エンジンも50ccオーバーでパワフル。
なんといっても中身はハスクのフラッグシップ機346XPとほぼ同じです。
シーズンオフはバーガイドとソーチェーンを外して清掃してありましたので、 いつでも出動できるよう点検しつつこれらを装着します。
そして今回はソーチェーンも新品に交換!!
(何故なら目立てがヘタ過ぎて既に歯が潰れているから!!)
ライバルメーカーですが、スチール社のチェーンを使ってみましょう。
上の汚れてるのがハスクのチェーン、下がスチール社の新品チェーン。
駒に細かい打痕(窪み)があり、なかなかカッコいいぞスチール。
(駒の打痕はソーによって有る物と無い物があるようですので、何か機能的な意図があるのでしょう。)
新品のソーチェーンを張るときに少しコツが要りますが、大分慣れてきたためサクッと終了。
そしてガイドバーは定期的に上下逆にしたほうが良いとのことで、少々カッコ悪いですが敢えての逆です。
ソーのテンションを調整しながらカバーとボルトでしっかり締めこんで終了。
ガソリンは抜いてあるので、エンジン関係は薪割り前日にでも試運転で確認したいと思います。
(と言いつつ、内燃機関には極度に疎くて殆どチェックできないのだが…。せめてオイルフィルター、エアクリーナー、プラグは見れるようになりたいものです。)
臨戦態勢が整いつつあります。
■温もりからの離別、そして四季の時間は平等ではない
じんわり背中を焦がしていた気持ちよさはもう次のシーズンまで御預け。
実際は4-10月の、半年ほどのインターバルですが、
「冬から冬」というのは実時間以上に「刻」を感じさせるような気がします。
夏を越える、というのが大きいのかもしれません。
その点、夏の存在感はちょっと特別ですね。
四季の中でも一際印象的な、、、、気候のダイナミックな変化、景色の移り変わり、始まりと終焉を一つのストーリーとして感じることのできる「一つの季節の中に起承転結を見ることのできる季節」のような気がします。はい、意味が分かりませんよね。
脱線しそうになりましたが
そんな訳で次の薪ストーブシーズンまで心待ちに過ごして行く期間の始まりです。
薪ストーブの炎が消え、私のブログに掛ける心の炎も立ち消えの様相ですが、多分この気持ちは薪ストーブユーザー独特の物で、あのストーブの燃える暖かさから離れる寂しさ、惜別の念と言いましょうか、そんな感傷を抱きます。
言いようの無い寂しさ。
大元を辿れば、親に抱かれる温もりから離れる際の寂しさが原体験でしょうか。
夏が終わり冬に向かう、日に日に冷たく乾いた空気の存在を確かめていく季節でも似たような寂しさを持ちますが、薪ストーブユーザーとなり、冬から春になる過程でも似たような、、でも少し違う心持ちを感ずるわけです。
薪ストーブの暖かさは、「温もり」
だから気持ち良い
…という極めて主観的抽象的なイメージ(なんせ表現力に乏しい 笑)でもって締めくくるシーズンエンド、次の終わりの始まり でした。