薪ストーブで冬眠したい

薪ストーブのある暮らしについて情報発信します。ときどきる育児ネタ。静岡県中部。ドブレ640CB

この冬は薪ストーブの天板でドライフルーツを作ろう

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突然ですが、皆さんドライフルーツってお好きですか?

 

うちはパンを焼くときにちょっとだけ買ったりしますが…

良い奴はちょっと高いんですよね。苦笑

 

あと市販品の安いのは海外製で砂糖たっぷりだったりするので

ちょっと健康的に躊躇いますし…

 

で、そういえば薪ストーブの天板でドライフルーツ作れるじゃん、ということを思い出しまして。

 

今回は自家製ドライフルーツを作ってみたいと思います。

なんと言っても作れば激安!無糖のやつも作れる!

 

料理というのもおこがましいくらい簡単です!! 


■薪ストーブの天板でドライフルーツを作ろう

果物をスライスして、天板の上で干すだけ。あとは放置。

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以上。笑

 

いかん、話が終わってしまう。。。。


ちょっとだけ補足しますと、

・ストーブによっては天板温度に注意

天板が300度とか400度になるようなストーブでは、まず焦げます。

ドライフルーツというか「焼きフルーツ」になっちゃいます。

トリベットとか、熱を和らげるものが必須です。

 

うちのドブレ640は元々が天板二層構造で200~250度程度にしかなりませんし、なおかつ重量級の鋳物がしっかり保温してくれるので、その温度帯がゆっくり持続します。

なので普段、天板調理で「モキストーブは超高温の天板でいいな~」と思っているのですが今回ばっかりはこちらに利があるというか、向いています。笑

 

・スライスする厚さはなるべく揃えよう。

今回ちょっとムラが出たので。厚くても3mmくらいに抑えたほうが仕上がりは良さそうです。


■実際にやってみようドライフルーツ作り

先ずはストーブをがんがん燃やしながら準備です。

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使う果物はこちら。

例の高橋さんの紅玉、と我が家のラモーン(レモンなのかライムなのか不明な木から採れた実)。

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リンゴは芯をぬいて、ラモーンはそのまま、ズバッと輪切りにしていきます。

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レモンも同様です。種は取り除きましょう。

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今回ばかりはドブレ640の無駄に広い天板を有効活用できるような気がします。

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網を敷いて、その上に切ったフルーツを並べます。重ならないように丁寧に。

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そのまま薪ストーブの天板にセットオン!

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開始1時間で早速しおしおになってきました。

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レモンは水分が多いのでちょっと時間が掛かりそうです。

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さらにしばらく放置。

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ぐんぐん乾燥していきます。


天板温度を確認し「これなら焼きフルーツにはならないな大丈夫だな」という所が確認できたら後は朝まで完全放置です。

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楽チンです。

 


ということで朝になりました。

天板に乗せてから9時間以上経過しています。

(うち薪の供給をしたのは3時間くらい。残り6時間は熾き火が燃えて自然鎮火していく時間。)

 

カッピカピになりました。

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うん、あまりキレイな光景ではないな。笑


スライスする厚さによりますが、薄い奴はパリパリ。

厚く切ったものも良い感じのセミハードドライ状態です。

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レモンも大分ドライになりました。

そのままでは酸っぱそうなのでグラニュー糖をまぶしてみました。

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おぉ、なんかそれっぽいぞ!!

 

ということでほとんど何もしていないけど完成です!!

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■いろいろ応用も楽しいドライフルーツ

ということで完成!!

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早速、試食してみましょう。

 

うん…普通にドライフルーツです。

リンゴは甘酸っぱい味が広がる、パリパリのリンゴチップスのよう。

 

普通に美味しい。

なんか、ちょこちょこ摘んだらすぐに無くなりそうだな…

 

・お湯を入れてホットドリンクも最高

レモンはグラニュー糖かけましたけどやっぱりちょっと酸っぱい。
(少し工夫すればなんとでもなりそうですが)

 

カップに入れて熱湯を注いでみたらバッチリでした!!

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甘味の調整はハチミツでOK。

これ生のレモン入れるのと一味違いますね。あったまる。

 

こっちのほうが酸味や香りの角が取れてて断然いい気がします。

冬の夜はラム酒とかお酒をちょっと垂らしてもいいかも。

 

少し間口の広いカップが香りが広がって良いですね。

 

・洋酒漬けも楽しみ

で、残ったドライフルーツはそのままでも長期保存できますが、洋酒に漬けても美味しそう。

今回はダークラム(定番のマイヤーズ)に漬け込んでみました。

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お菓子作りとかに応用できそうですね。

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 一週間ほど漬けてみてお菓子とかに使ってみたいと思います。

楽しみ。

 

・簡単すぎるけど、薪ストーブにマッチした料理ドライフルーツ

しかし料理と言うには簡単すぎるドライフルーツ、、

薪ストーブ天板の強烈な輻射熱、遠赤外線で簡単にパリパリ美味しく出来上がります。

 

特に鋳鉄製の薪ストーブは保温性能が高く適温の天板を長時間維持できるので向いています。

天板が一層構造で高温になる機種や保温性の低い鋼板製のストーブでやる場合は少し工夫とテクニックが必要かもしれませんけど、それでも要はやりようです。

ご自身の環境や制約のなかで工夫して楽しむのが、楽しいのです。

 

ぜひ、この冬はドライフルーツやこの応用で干し野菜なども楽しんで頂ければと思います!