ある日ふと思ったんですね。
薪ストーブ炉内って物凄い熱量で、尚且つそれが長時間に渡って焚き続けられる…
まさに「窯」。
これで普段はピザ焼いたりしてるわけなんですが、
なんならもっと火力を要すモノも焼けちゃうのではないかと。。。
なんなら陶器とか、器とか…陶芸できるんじゃないかと!?
今回はそういう遊びです。
■種類によって焼成の温度が違うよ→土器ならなんとか?
焼き物ってのは種類によって焼成温度が異なるようです。
- 陶器 800~1300度
- 磁器 1200~1400度
- 土器 600~900度
うーん、相当な高温ですね。
確かに釉薬を溶かしてガラス質まで変化させるのに相当な熱が必要なのはなんとなく分かる。
薪ストーブ炉内といっても空間はせいぜい4~500度。
多分ここまでは難しいでしょうねぇ。
(もちろん炎が直接当たれば千何百度あるのでしょうけど。)
なんとか土器なら可能か??
(気分はもうこんなん)
ということで今回は「土器」にチャレンジしてみたいと思います。
■土器を作ろう。まずは材料を購入。
粘土と言ってもその辺で掘ってきた土で良いのかどうかすら不明。
大人しくネットで買いました。
これです。ポセリアン!
ポセリアーン!!!
どういうセンスのネーミングなのか全く不明。
裏にはこんな説明が。
「ポセリアンの特徴」
・生乾きの状態で焼成できます。(自然乾燥約3日)
・収縮が少なく、(約10%)焼成中の破損が少ない。
・完全乾燥後の焼成は、あぶりの工程を必要とせず作品によっては、2時間くらいで焼成ができます。(800~850℃)
・野焼きなどには最適です。
なんとも心強いお言葉の数々!!
これなら何とかなるかもしれんね。
ちなみに楽天とかで買えます。
そんな高くないので遊びたい人はどうぞ。キャンプの焚き火でもいける?
■造形のお時間だ!!
折角なので娘に「一緒に粘土で遊ぼ~」と言って一緒に作りました。
一緒にコネコネすると楽しい。
で、わたくしの作ったシーサー(?)がこちら。
何かございますか!?
いいんですよ!魔除けなんだから禍々しいほうがいいの!!
あとは何か小皿っぽいのとか色々。
あとは乾燥が大切です。それはど素人のわたくしにも分かる。
ちょうど空いた薪棚があったのでそこで乾燥させることにしました。
ということで結局2週間くらい放置したかな。
乾燥後。
カラッカラになりました。
時は満ちたり。
■焼成で大失敗
さぁここが本番。焼成です。
ストーブ、ガン焚き!!
そしてここで何をトチ狂ったかわたくし。
炎メラメラ、熾き火ガンガンな炉内で焼き始めます。
いざ炉内へ。。。。。。
その直後
ボンッ!!!バンッ!!バチィィッ!!
爆発した…!?
…なんか爆ぜてる音がすごいんですが。
■残念な結末
もう既に諦めモードではありますが、一応自然鎮火した炉内を漁ってみたいと思います。
なんというか気分は遺跡発掘隊な感じ。
見事に!粉々です。
見事に!破壊されています!!
古代人の生活の痕跡が発掘されました…
以上!!!!
もうやらないよウワァァァン!
(燃え盛る中に入れてはいけません。最初から入れて置きゆっくり温度を上げていきましょう。あと乾燥が甘いと水蒸気爆発する。。)
リベンジも無しです。オチもないです。
以上!!!!!