薪ストーブで冬眠したい

薪ストーブのある暮らしについて情報発信します。ときどきる育児ネタ。静岡県中部。ドブレ640CB

やっぱり薪ストーブはあったかい

大寒波で、冷え冷えの日本列島であります。

 

今夜あたり雪景色をご覧になってる方も多いのではないでしょうか。

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やはり、このような寒い日は「暖房」としての薪ストーブの良さに言及しないわけにはいきません。

 

…というか、いまさらですが…本来「暖房」なのです。笑

 

いっつも料理のことばかりに触れているので、一瞬「調理器具」のようにも思えて来ますが「ストーブ」と名がついておりますので、やはりここは一義的には暖房なのです。

しかしながら、今更あえてこんな言い回しが必要になるのは「調理器具」「炎の美しさ」「洗濯物乾燥機」など多くの機能があることの裏返しでもありまして、その魅力の多様さに気付かされますねぇ。

 

長く付き合っていきたい、本当に魅力的な道具です。

 

■薪ストーブの暖房としての魅力

大きく分けて2つ。

  1. パワフルである
  2. 暖かさの質が断然すばらしい

 

おそらく薪ストーブユーザーが100人いたら100人頷いてくれるんじゃないかという2点じゃないかと思います。

 

①薪ストーブはパワフル!! 

素人ながら勉強してある程度のところまでは自分で設計したガヤハウス。建築を学んだ方に見せたらおそらくツッコミどころ満載なんでしょうけど、変にプロが作る実用性第一で遊びの無い家は嫌だという思いから、いろいろセオリーから外れたことも敢えてやっています。

 

その一つが、家の規模に比して大きすぎる吹き抜け。

 

一階フロアの大半が吹き抜けで、天井まで開放しています。

また、1階部分の建具(ドア)はトイレと脱衣所だけ。

2階も部屋は主寝室一室しかなく他は全て建具なしのオープンスペース。

実質的な3階部分のロフトもかなり開口部分が大きくオープンなスペースになっています。

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 (一階からロフトまで開放。煙突が屋根まで立ち上がっています。ロフトの開口部も広いです)

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(吹き抜け反対側。天井部の梁が見えます。去年4月の新築時の写真ですが、今と比べると天井の杉板の色合いの変化がよく分かるなぁ)

 

これによって、小さい家ながらもかなりの解放感。

家のどこからでも対角線上に視線の伸びる距離が長く、間取り以上に広く感じます。

 

ただ、この欠点はとにかく「冷暖房の効率が悪い」

 (なんせ暖房の担当しないといけない空間は延べ床に入らない吹き抜け上の空間まで入れるとざっと53畳分もある…延床100㎡ない建物なのに…)

 

まぁ強いて言えば夏はいいですよ。

空間が広いと熱がこもらないし、暖かい空気は上昇するので、一階を開けておけば下層から3階部の窓に向けて空気が上に抜けていくので風通しもよくまぁまぁ涼しいです。

 

ただ、暖房は大変です。

 

一応、200Vのエアコンもあるけど、ちょっと非力さを感じます。

(それでも定価57万とかするやつですよ…定価で買う人はいないだろうけど。)

スイッチオンで付くのは便利ですけどね。

 

 

 話を戻しましょう。

 

そんな広くて暖房効率の悪いスペースなのですが、

これが薪ストーブだと全然問題ない。

んですよ。

 

しっかり焚いていくと、全フロアあったかくなります。

 

体感的には、

薪ストーブ>>>エアコン

な位、パワーに差があります。

 

エネルギー1単位ごとの熱量を比較という話ではありませんので、すごい乱暴な話なのですが、体感的・イメージ的には

薪の力>>>電気の力。という気持ちにすらなる。

 

いやー、「木の命」って凄いんですよ。

薪ストーブを焚くとその「命が燃える炎」の熱の豊かさを本当に実感します。

「ありがたい命を今、暖かさとして頂いている」そんな気持ちになりますね。

 

木を燃やす暖かさを感じる機会なんてこの現代においては殆どありませんので、なかなかそんな気持ちになることもないんじゃないでしょうか。

 

これも薪ストーブのある暮らしの一つです。

 

※ もちろん、薪ストーブと言っても大型機から小型機までありますから、部屋の広さに応じた機種選択は必須ですけどね。あと、やはり乾燥した薪をきちんと焚くというのも大事なところ。乾燥が不十分な薪ではどんなに焚いても部屋は暖かくなりませんので…。

 

②薪ストーブは暖かさの「質」も違う

これはもう完全に違います。

エアコンが「あったかい空気が送られてくるだけ」だとすると、

薪ストーブは「陽だまりのようなあったかさ」です。

 

もちろん、ストーブ本体に近い場所は「まるでそこに太陽があるかの如く、むしろ熱い」のですが、程よくストーブ本体から離れたベストポイントはもう最高です。じんわり、ほっこり気持ちよいです。

 

これはズバリ「輻射熱」「遠赤外線」の良さですね。

 

 

重い鉄の塊を、

炎の力でカーンと熱したときに放たれる【熱】の

圧倒的気持ちよさ

 

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これです。 

 

これは本当に独特で、あったかくて気持ちいい。

エアコン全盛期の昨今では普段あまり感じないタイプの気持ちよさです。

 

いわゆる、身体の中から暖かくなる、なんて言われ方もしますが、ガヤさんも「家から外に出ても体が冷えにくい、あったかさがまだ残ってる気がする」体感としてそんな気持ちになることが多いです。

 

他の薪ストーブブロガーさんの記事を読ませて頂くことも多いのですけれど、「ストーブを焚くとペットがストーブ前を離れない」「寝てしまう」なんて書かれている方も結構多いです。

 

 「気持ちよく暖かい冬」を過ごしたい方は、やっぱり薪ストーブ、おすすめです。

 

ある物凄く実用的で、ある意味物凄く道楽です。

 

お待ちしています。笑

 

 

あったかそうだけど、これを買う層って…

 

(物凄い忙しさと娘ちゃんの絶体調不良で全く更新作業できず!正直参った!不定期更新もいい所ですが、今後もよろしくお願いいたします。チャオ)