オフシーズンらしく!!(まだ焚いてるけど 笑)
道具のお話です。
『薪確保の方法は人それぞれ』
乾燥薪を必要分購入する方もいれば、山から切り出すところから携わる方もいらっしゃるでしょう。
- 【薪作りのプロセス】
- ①山から原木を伐採する(安全に行うためには相応のノウハウを要する。)
- ②原木を薪の長さに玉切りする(30~45センチくらい)
- ③割って薪にする(斧だったり、くさびだったり、薪割り機だったり様々)
- ④乾燥させる(一番大事)
- (⑤ 薪を買う)
概ねこんな感じ。どこの段階から自分で行うか、って話です。
自分の場合は幸いにも原木がゲットできる環境にあるので、②から自分で行っています。
で、①②共通で必須となってくるのが「チェーンソー」です。
今、わたくしが使っているチェーンソーですが、当初ホームセンターで訳もわからずに3万7千円で買った日立タナカのTCS-2800Sというエンジンチェーンソーになります。
軽くて、エンジンも掛かりやすく、使い勝手の良いチェンソーです。
バーの長さ(刃の長さ)は25センチ。よほど太い原木でなければ、普通に切れます。
エンジンの排気量も28.5ccでチェンソーにしては騒音も静か。(とは言ってもバイクのようにマフラーは付いていないので消音できていない分、50cc原付よりもうるさいです。あと低排気量ということはパワーもそれなりです。)
※ まぁ、と言いつつ同じ金額を出すなら、スチールやハスクバーナの入門機とか、もうちょっと上のバーサイズの物を勧めますけど。っていうのが使ってきた者の素直な感想です。
【本題】そんなわけで上記チェーンソーを愛用してきたわけですけど、実は今までほとんどメンテナンスしていない。のです。
やー、何が良くないって、個人的な内燃機関に対する苦手意識ですね。シリンダーとかキャブレターとか混合比とか吹けるとか吹けないとか…なにそれ美味しいの、生来の凝り性のわたくしですがどうも馴染めずに生きてきた37年間なのです。
そんなわたくしですが、今回、訳あって一念発起し「チェーンソーのバーおよびソーチェーン(刃)の取り外し・取り付け、テンション調整」を習得しましたので、これを機にせめてチェーンソーのお掃除くらいはしてみよう、と、言うそんな流れでございます。(なんと前振りだけで960文字も使ってしまいました)
【準備】
軍手、ぼろ布、使い古しの歯ブラシ、クレ。(クレは要らないのかもしれないけど、なんとなく用意してしまった)
【現状】うー、申し訳ないくらい汚い。切った際に出る木屑や粉、オイルがびっしりです。
【カバーを外す】付属の工具を使い、バーを固定しているカバーのボルトを外します。
【中もゴミでぎっしり】正直、すいませんでした。
【お掃除開始】使い古しの歯ブラシで木屑を取っていきます。
【カバー裏もヤバい】すいませんでした…
【きれいになりました】歯ブラシで木屑を除去し、ぼろ布で拭き上げ。バー先端のローラとチェーンにクレを注油します。(チェーンソーは可動部の保護のため運転の際はチェーンオイルを吹き付けながら運転するので別にクレは不要なのかもしれませんが、なんとなく気分で吹いてしまいました)すごくきれいになった感じがします。
本体側も。
【今回出た木屑】チェーンオイルまみれで、焚きつけに混ぜたら凄い良く燃えそうな…そんな木のペーストが多量に。こんなになるまで放っておいてすいませんでした。
【バーとソーチェーンを取り付け】今回出来るようになった技術にして、今回のエントリのきっかけです。笑 これに関しては今回(株)愛研の大屋さんに色々とご教授頂きました。厚く御礼申しあげます。
↓ で、装着してみるとチェーン(刃)がこんなに余裕があります。こんなに伸びていたとは…もしかして無自覚ながら、結構ハードに使用していたのかな?
【テンション調整】マイナスドライバーでチェーンの張りを調整します。あと、お気づきかもしれませんが、最初とバーの文字が上下逆になっていますが、敢えて上下逆に取り付けました。(バーは使用している内に歪みや曲がりがでることがあるため、時々上下逆に装着して金属にかかる負荷のバランスをとってあげるほうがいいようです)
【完成】明らかにきれいになりましたし、チェーンもスムーズに回るようになった、気がします。本当はこれに加えて「オイルフィルターの清掃」「ソーチェーンの目立て(研ぐってこと)」をやればモアベターちゃんなのでしょうが、すいません買ったはずの目立て用棒やすりがどこかに行ってしまったため今回はここまでです。
【まとめ】今回、苦手意識の殻から一歩を踏み出し、「ちょっとだけ分解できる」ようになったことは非常に大きな一歩でした。ここから少しずつ手を入れられる範囲を広げていけたら、と思っています。
【おまけ】
すいません、まだ焚いてます…。こんなに熾きも貯めちゃって…。
薪ストーブユーザーたる者、日頃お世話になっている道具に最低限の礼儀を払えるようになりたいものです。という気分で今回はここまで。