ある日、スーパーで真イワシが激安。
開きが5尾で150円。イエッス!!オッスオッス!
【脳内会議】
A:脳内会議かいさーい!これはよい酒の肴になりそう
B:オイルサーディンだね
C:オイルサーディンだね
D:オイルサーディンだね
A:じゃ、それで。
結論:この議論の多様性の無さ。
ガヤさんの脳内はイエスマンばかり。
間違いなく倒産まっしぐらの企業体質です。
まぁ、そんな下らないことは置いといて今回はオイルサーディンです。
■ドブレ640の天板調理に合う料理は?
基本的に、鋳鉄製の薪ストーブは温まりにくく冷めにくい。
かつ、ドブレ640CBは天板が二層構造になっているので他の機種みたいにお湯がボコボコ沸くような天板温度にはなりません。
それがドブレは天板調理が苦手…なんて言われちゃう所以なのですけど。
今回はむしろそれを逆手に取ってやろうと。
- 「トロ火である」
- 「保温性が高くじっくり加熱できる」
これを最大限活かす料理はなんだろう、と考えたときに単なる煮込み料理もいいけど、煮込みよりも低い温度でじっくり長時間加熱するオイル煮が良いのではないかというのは実は前から考えていました。
■使用する鍋
この場合にダッチオーブンなんて使ったら「温まりにくい物で温まりにくい物を温める」ことになるので効率的ではないような気がします。
本体自体が鋳鉄なので、鍋は熱伝導の良いものを使うのが良いだろうと思い、今回は我が家にあるステンレス多層鍋を使うことにしました。
(逆に天板が熱くなるタイプの機種や鋼板製のストーブではダッチオーブンなどの保温性が高い素材の方がいいかもしれません)
■仕込み
・今回のレシピ
- イワシ 好きなだけ(サイズは小さめ、できれば開きじゃなくて丸がいいね)
- 塩 たくさん
- オリーブオイル ひたひた
- ニンニク 適量
- ローリエ 適量
- 赤唐辛子 適量
まぁ、このパーツさえ揃ってれば分量は適当でもなんとかなります。
・手順
① 濃い目の塩水を作り、イワシを漬け込みます。
臭みが気になるようなら少し酒や白ワインなど加えると良いでしょう。
2時間ほど漬け込み
②取り出してキッチンペーパーで軽く拭く
きっちり完全に拭く必要はありません。血合いとか、汚れを見つけたらこのときに除去してあげると出来上がりの臭み防止になります。
③鍋に並べ、スライスしたニンニク、ローリエ、赤唐辛子を加える。
いわゆる3点セットてやつですね。オリーブオイルはひたひたに。
オリーブオイルは香りは良いですがちょっと重めなので、軽い感じに仕上げたい方は大豆油、菜種油とかでも良いでしょう。グレープシーズオイルとかにしちゃうと逆に軽すぎちゃうかも。
④天板で煮込む。
こんな感じで天板に。
けしてグツグツさせてはいけない!!身がぼっそぼそになっちゃうからね。
せいぜい小さな気泡が少しでる程度の火力。
ときどき天板の上で位置を変えてあげたりして温度調整。今回は60~80度くらいをキープできました。
たぶん1時間ほどで食べられるけど、軟らかくしたい人はもう少し長く加熱。今回は3時間ほど加熱しました。
⑤完成
イエーイ!いい香り!
出来立てもいいけど、2.3日置いてオイルが馴染んでからでもいいね。今回は長期保存を目的としていないので、あまり長くは置いておけませんけど。(長期保存する際は塩分濃度や保存容器の殺菌など留意すべき点が多いのでご注意。)
■試食
せっかくなので前回薪ストーブで焼いたパンと合わせてみましょう。
軽くトーストして、漬け込みのオリーブオイルを塗る。
カットしたオイルサーディンを乗せて後はお好みでディルでも振っとけ!(ディル大好きなんです)
美味い!やはり自家製のメリットは塩加減を好みに出来ること、ニンニクの量やオイルの種類なども好みでカスタマイズできることでしょうか。もちろん缶のやつも美味いですけどね。
■今日のまとめ
- オイル煮は天板調理にどうやら向いている
特にトドブレ640のような天板が二層のストーブには良いのではないでしょうか。 - 簡単である
基本的には天板に鍋を放置しておくだけなので簡単。 - 安全性について
ドブレ640のような機種(天板が二層構造でガンガン加熱しない)であればせいぜい天板温度は200~250度。なのでおそらく天板に乗せても油の発火温度約350度までは到達しないと思われます。(もちろん注意は必要なので、目を離しすぎはやめましょう。)後は鍋に入れる油の量に気をつけたい。間違ってもあふれ出ないような深さの鍋を選びたいです。
ということで、オイル煮はどうやら良さそうです。今後いろんな形で登場させて行きましょう。
地元静岡のはごろもフーズ。
(さぁ、11月もぼちぼちがんばりますよ。今後もよろしくお願いします。チャオ)