当たり前の話ですが、薪ストーブには薪がないと話になりません。
・そしてその薪はしっかり乾燥していること。
・そして十分な量を用意してあること。
(機種の大きさやライフスタイルによっても変わります。)
これらが、快適な薪ストーブライフを送る最も重要なことと言っても過言ではありません。
おそらく薪ストーブユーザーであれば誰でも心がけるでしょう2点ですが、しかし一方で十分な乾燥薪を用意するのはやはり大変なこと。
シーズンも終わり頃になって来ると
「ちょっと薪が足りなくなるかも」なんて心配になってしまうものです。
■2018-2019年は暖冬?思ったよりも薪の消費が少ない
まだ10~11月を経過しただけですが、今のところ今年は暖かいです。
暖冬です。
まぁ、ニュースでもそのような扱いですし。
木枯らし吹かなかったらしいですし。
ご存知の通り、木枯らしというのは冬型の「西高東低」気圧配置によってもたらされるわけです。
通常秋も深くなると、湿度がぐっと落ち、乾燥した冷たい風が強くなりますが、まさしくこの西高東低形の気圧配置(と大陸からの乾燥した風)によってもたらされるわけですね。小学校か中学校で習ったのを覚えています。
まぁあったかいわけで。
当地でも今日は最高気温20度、明後日の予報は22度とか23度とかですよ。
春か!!
実際、休日など日中を家で過ごすとその暖かさをよく感じます。
特に日当たりの良い場所はかなり暖かく、窓から差し込む光で室内を暖めてくれます。
ということで、我が家が新築の高断熱の住宅というのもあるでしょうが、平日の夜に帰宅した際もその暖かさが室内に残っており、「こりゃ寒いな」と思う日はほぼありませんでした。
となると、夕方帰宅してすぐ薪ストーブをガンガン、、、、
焚かないわけです。笑
ということで去年と比べると格段に焚かない日が多かったです。
実際の減り方をご覧頂きましょう。
これは薪棚No.7ですが、これだけ減りました。
いろいろな棚から状態の良さそうなやつをちょくちょくピックアップして焚いたりもしていますので、上の画像通りではありませんが、
おそらく0.5立米も使ってません。
このまま行けば、この冬はさほど逼迫した薪事情にはならなさそうです。
ただ、去年も12月に入ってから急激に消費量が増え、年明けにはかなり焦っていたので、まったく油断はできませんが…
■でも薪は惜しんじゃいけませんよ
薪の残量が気になるのは薪ストーブユーザーにとっては宿命なのですが、一方で
「消費を惜しんではいけない」
というのも薪ストーブの掟であったりもします。
薪を惜しんでちょろちょろ焚くというのは、本当に悪いことしかありません。
薪を惜しんでちょろちょろ燻しながら焚く
↓
本体の温度が十分に上がらず、不完全燃焼を招く
↓
煙を沢山出すことにつながりご近所からクレーム、
燃焼効率も落ちるため暖かくない
薪ストーブの「クリーンバーン」も「触媒」は、
炉内温度が十分に高くなってこそ機能します。
暖かくないだけならまだしも、ご近所からのクレームなんて頂いたらかなり深刻。
排煙を周囲にも意識させないように使えていれば良いのですが、一旦クレームになったらその後はずっと「そういう目」で見られることになり兼ねませんからね。その後の使用にかなり影を落とすというか、従来以上に気を使って焚いていく必要があるでしょう。
なので、この不幸の連鎖にならないように、
焚くなら薪は惜しまず、しっかり焚き上げよう!!
うちのドブレ640であれば天板温度200度~250度あたり。
それぞれメーカーの定める巡航温度を目指してガツンと焚く。
それがクリーンに、暖かな薪ストーブライフの入り口ですよ。
いやホントに12月入ると急激に冬っぽくなったりするので油断できないんですけどね。そもそももっと沢山の薪を割っておけという話でもあるのですけど、それはまた別のお話で。チャオ