あけましておめでとうございます。
ということで正月休みも本日が最終日でして、
この喪失感。
少々、いや、かなり絶望的な気分ですが…
なんとか気分を盛り上げてやっていきましょう。
(新年早々、ローテンションですいませんね…)
■薪ストーブで餅を焼く
もう、そのものズバリ。そのまんまです。
薪ストーブのみならず石油ストーブや火鉢、囲炉裏みたいな「暖房」でお餅を焼くって言うのは、なんかこう郷愁を誘うというか、今は無き生活感を感じるというか…ガヤさんのような昭和中後期生まれの人間にしてみても、幼少にその雰囲気をかじった記憶があるもので即ちノスタルジック。
「餅を焼く」というのはストーブ料理の中でもちょっと特殊なような、日本人にとって「火と生活」をつなぐひとつの源流、ひとつの立ち返るべきポイントのような気持ちさえ起こりますねぇ。
まぁ、考えすぎですね。笑
四の五の言わず焼けよ、というお声も聞こえて参りましたのでね。
焼きますよ。
■どこで焼くか
餅を焼く、なんてのは薪ストーブにとっては基本というか最も得意な分野だと思うのです。
これなんて見事な写真ですよね。天板でコロッとパリッと焼けてる。
機種は問わず、
天板から放たれる豊かな遠赤外線でじっくり焼いてもよろしいし、
炉内の熾火で香ばしくパリッと焼いてもいい。
どちらでも簡単に、最高の焼き餅ができます。
ポイントは2つ。
- 炉内で焼く場合は、残り火のような穏やかな熾火で焼くこと
- 天板の上で焼く場合は、天板がシングル構造でしっかり熱くなる機種なこと
ということが基本かと思います。
上記リンク先のMOKI製MD80は天板温度がしっかり上がるタイプなのですが、ガヤさんのストーブはお馴染みドブレ640。
もう何回も書いていますが、この機種は天板が二層構造になっているので、他の機種と比べると天板の温度が上がりにくい特徴を持っています。
ということで、ドブレ640で餅を焼くなんて言ったら普通は炉内で熾火で焼くのがセオリーだと思うのですが、、、、、
だがしかし「このちょっと弱点のある天板」そこをなんとか活用してみたり、時に逆手に取ったり、というのが当ブログのトレンドだったりするわけです。
なので今回も敢えて天板で餅を焼きたいと思います!!
天板に網を敷いて、餅を載せる。
場所は一番温度が高くなる煙突の口元に近い場所。
餅は佐藤の切り餅です。
ストーブはもうガンガン焚きます。
天板温度が200~250度近辺の最もおいしい温度帯になってきました。
(この後調子に乗って300度近くまで上げてしまいましたが)
少し置いたら焼き色が付いてきました。
時々、ひっくり返してやると、膨らんできました。
しっかり膨らんだところで、砂糖醤油と海苔で仕上げ。
遠赤外線の力で、パリッと、ふっくら美味しく焼けました。
結論:ドブレ640の天板でも餅は焼ける。(少し時間はかかるけど)OKです。
なんかこう、時々ひっくり返したりしながら「面倒を見てやる」こと自体が何だか美しい所為のようにも思えてきます。「もちを焼く」ってのが何だか妙に「特別なようで神聖なようで、でも一番ありふれている」そんな気分にさせます。無心で焼いた餅を有難く頂く。そんな正月です。
そんなわけで本年もよろしくお願い申し上げます。
今年の抱負は次回の更新にて書きたいと思いますが、引き続き「薪ストーブのあるちょっと良い暮らしを1ユーザー目線で発信」できればと思います。後はとにかくあまり欲張らずマイペースに更新できればと思いますね。
(いやはや無休で仕事されてる方も多いわけで、自分は年末年始の6連休があるだけ有難いはずなんですけどねぇ。除夜の鐘の効果もどこへやら、欲深く業深い人間性を自省せざるをえない新年の幕開けであります。はぁ。チャオ。)