ということで前回は薪ストーブの性能を支える大切なパーツ「ガスケットロープ」について簡単に解説しました。
で、うちのドブレ640CBJです。
以前かわはらさんにチェックして頂いた時、既にその交換を免れない運命であることは分かっていました。
もう秋。
着実に薪ストーブシーズンが近づいてきています。
やるなら今しかない!!
ということで今回はドブレ640CBJのガスケットロープ交換を行いました。
■用意したもの
ドブレ640用のガスケットキット(ガスケットロープ&セメント)をネットで購入しました。あと用意したのはマイナスドライバー、バールです。
バールを使うと便利、という情報はかわはらさんのブログ「春夏秋は冬を待つ季節」を参考にさせて頂きました。
→春夏秋は冬を待つ季節season3「ガスケットセメントの除去にはバールを活用しよう」
https://kawahara-stove.com/blog/2018/31728
ドブレ640の場合、使用するガスケットは、「直径8mm」(耐火ガラス箇所だけ6mm)を使用します。
今回はサービスキットを購入しましたが、今後定期的に替えるとなるともっと長いメートルで買ったほうが経済的で良かったかもしれません。
■さぁ交換だ
先ず、劣化したガスケットロープを除去していきます。
なんと、ちょっと引っ張っただけで簡単に取れました。
サイド扉も簡単に剥がれる。それどころか途中で千切れちゃったりして。
これは予想以上に劣化が進んでいたようです。
灰受け室ドアも同様。
するする剥がれていくので、少し青ざめてくるわたくし。
耐熱ガラスを気密してるガスケットも簡単に取れました。
これは本当に劣化が進んでいたんだなと実感。
(1シーズン焚いただけなのに。やはり焚き方が過燃焼気味だったのか?)
実際は、残ったセメントも削りつつ作業なのですが、こんな感じで千切れたガスケットやセメントの屑が炉床に散乱しました。
あとで掃除機等できれいに掃除はするつもりでしたが、それにしても新聞紙やブルーシートで養生すべきでした。
溝に残った耐火セメントをバールでガリガリ削り取っていきます。
そしてマイナスドライバーで仕上げる。
この作業が一番時間の掛かりました。
どこまで徹底して作業するかにもよりますが…。
作業後は耐火セメントの黒い粉がいたるところに出ますので、ハケできれいにします。
こんな感じできれいになりました。
続いてガスケットロープの準備。
長さを計ってカットします。
先ほどきれいにした溝に耐火セメントを塗る。
ちょっとヘラ(割り箸)で伸ばしたりなんかして。
ガスケットロープを溝にはめこんでいきます。
けして力任せに押し込まないように、ふんわりとした繊維を潰さないように作業します。
ちょっと作業精度が低く、ねじれているところもあったりして見た目もよくありませんが一応完了。
この作業はさほど時間も掛かりませんでした。
サイドドアも。
灰受け室ドアも完了です。
明らかにガスケットロープのボリュームが違う。
ドアを閉めるときも今まで以上に力を入れて閉めないと閉まらない程です。
さぁ、ここからセメントの硬化まで丸一日放置。
作業してすぐに使えるわけではないので、シーズンインまでまだ余裕のある段階で作業できて良かったです。
実際に焚くのはおそらく10月下旬とかになると思いますが、
きっとこのガスケット交換で前年以上の性能を発揮してくれるはず!!
今から楽しみです。