薪ストーブで冬眠したい

薪ストーブのある暮らしについて情報発信します。ときどきる育児ネタ。静岡県中部。ドブレ640CB

薪ストーブユーザーにとって10月は迷いの季節

9月後半、突然涼しさがやってくる。

10月に入り、まだ日中は暖かかったり暑かったりするけれど、朝晩はめっきり冷え込んでくる。

 

木々も深緑の衣の色を替え、大地に落とし始める。

 

そう、まさに秋が色濃くなってきています。

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うちは静岡県中部地方なので、まだ暖かい地域だと思うですが、それでもこの変化に季節の移ろいを感じざるを得ません。

 

さぁ、今回は「そんな季節のリアル薪ストーブライフ!」な、小話です。


■「いつから焚くの薪ストーブ」の問題

これ、薪ストーブあるあるだと思うのですが、

その名も「いつから焚くの薪ストーブ問題」です。

 

というのも、、、、、薪ストーブって

「焚き始めたら終わり。焚き始めたらもう戻れない」

 

怖いでしょ。笑

 

というのも人間は我が侭なもので、一度快適を覚えてしまうともう元の不便さには戻れないものです。

 

薪ストーブの暖かさは特別です。

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(幼児も魅了する暖かさ)

 

 あの暖かさや気持ちよさを体感するともう戻れない・逃げられない・我慢できなくなる。今後ちょっと涼しいだけで「なんか寒いな、焚きたいな」とか「物足りないな」とか思っちゃう。

そしてついつい、火を入れてしまうのです。


多分これは多くの薪ストーブユーザーに共感頂けることだと思います。

 


うちも去年は、9月中には断続的に焚き始めていましたし、10月半ばには完全に連続稼動を始めていました。

www.makifuyu.com

 

結果として、

10月~3月をバッチリ焚きこみ、1シーズンで大量の薪を消費したわけです。

 

もちろん、言ってみればそれが生活スタイルに合った必要な量ということですので、本来はその量をちゃんと確保しないといけないのですが…

 

ちょっと今年は薪のストックが少ない。笑

 

なので、薪のやりくりを考えるともう少し先に伸ばしたい。

これが素直なところなのです。

 

・焚くなら出し惜しみはダメです 

ちなみに「この時期に合わせて薪を少なくしたら???」という声も聞こえてきそうですが、薪ストーブをケチケチ焚くのは厳禁です。

どの機種にも言える事ですが、薪ストーブは性能を発揮できる出力帯がそれぞれ決まっていますので、例えば大型の機種で低出力運転とか、小型の機種で高出力運転というのは出来ないのです。

全て共通する真実として言えるのは、「焚くなら巡航温度までしっかり上げて、クリーンな排気になるようにしっかり焚き上げてあげないといけません。」ってことです。


そんなこんなで焚きたいのに我慢の季節。笑

 

「いつから焚き始めるか」は非常に悩ましい問題です。

この数日は幸運にも暖かかったので迷いませんでしたが、多分これからどんどん迷う日が増えてくると思います。

 

いよいよ、焚くか…!

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こう決心するのは何日になることでありましょう。

(出来れば11月まで引っ張りたい 笑)


■唯一の解決策

ちなみにこの問題の解決策は根本的に一つだけ。

「薪を潤沢に用意する」

これに尽きます。

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願わくば1年中24時間焚いててもまだ薪が余るくらいになりたい。(もはや薪屋さん)

 

自分も目指すべくはここなのですが、薪作りの作業時間、薪の保管・乾燥スペースを考えると物理的に不可能です。

 

ただ薪はあるだけあったほうが良いです。ジャスティスです。


・機種選択は大事

あと解決策と言って良いか分かりませんが、導入時の「機種選択」も大切です。

というのも、大型の薪ストーブは出力こそ大きいですが、やはり薪の消費量が多いです。
一方で小型の薪ストーブは炉のサイズも小さく、ガンガン薪を追加しても薪の消費は(相対的に)少ないです。

 

なので家のサイズと薪ストーブのサイズ(出力)がちゃんと合っているか。

 

導入時にちゃんと自分で調べて、専門家の意見も聞いて、選択すべきだと思います。

※大型の方が価格も高いし、出力が高いほうが暖かいのでクレームも出にくいと言うことでお客のリクエストのまま売ってしまう業者もいるそうですので。

 


自分の考える「一つの理想形」としては、出力の小さい小型薪ストーブでも十分に暖かい家・間取りで建てるのが良いのかなと思います。

最近の薪ストーブは小型機種がトレンドになっていますので、機種の選択肢も広いですし、近年の高気密高断熱住宅に小型で高効率のストーブというのは薪事情を考えた上でも良い選択肢なのかなと思いますね。

※ただし高気密だと負圧の影響で、煙の逆流も起こりやすくなりますので家全体での負圧のコントロールを考えた換気設計やストーブの外気導入も同時に検討していく必要があります。


うちはちょっとその辺ベストな選択が実はし切れなかったんですけど、それはまた別の機会に。笑

 

■まとめ

ということで、秋というのは薪ストーブユーザーにとって焚き始めのタイミングで迷う季節でもあります。

 

もちろん国内でも北海道と沖縄では全く違いますし、その人その人の状況によるのだとは思いますが、ただ必ず「いつから焚くか」という判断はあるはずです。

薪ストーブブログ界隈やTwitterのTLを見ても、チラホラ焚き始めの報せが出てきています。

 

ということで「いつから焚くの薪ストーブ」笑

(という感じでいよいよ薪ストーブシーズンの入り口に近づいてきましたよ!高まる期待!上がれアクセス!笑 次回もよろしくお願いします。)